ブルー・ライト・ヨコハマと響きが似てるな、なんてと思いつつ、今回やってきたのはスパリブールヨコハマ。
ヨコハマと名前はついているものの、そもそもヨコハマという区画自体が大きいので注意が必要。
あの中心街とはかなり離れた内陸部に位置しているため、いわゆる「横浜」らしいところは一つもない。
綱島の温泉街と言われた方がピンとくるかもしれない。
そう、ここは綱島・鶴見の温泉激戦区の中にあるのだ。
いきなり行く時は、基本的にまず電話で営業を確認してからの訪問を勧めているが、ここは電話出ません。
何べん電話しても出ません。何のためにHPに電話番号を載せているのか、と思うくらい。
明神の湯や蘭々の湯で、行ったけど営業していない、という苦い思い出があるので、それ以降は電話をしてから訪問するようにしているが、ここは電話出ません。本当に。
しょうがない、運試しで行ってみるかということで、確認なしで訪問。
送迎バスもあるようだが、つまり送迎バスがあるということは同時に最寄りから歩いていくのに辛い距離であるということを意味している。
ただ、車で来れば駐車場が時間制限無しで無料なのは有難い。
さて、何だかそれらしい建物はあるのだが、照明も薄暗くて、やっぱりやってないのか?と思わずビビってしまう。
玄関先に妙な案内板もあって、本当に紛らわしかったのだが、どうやら営業しているみたい。ちょっと安堵。
でも、初回訪問というものはいいもんだね。
このワクワク感は本当にたまらない。初回の初々しさ、ドキドキ、高揚感というのは何にも代えがたいものがある。
さぁ、行ってみよう。
Contents
謎な構造のエレベーターに早速苦戦
先ほど目についた玄関先の案内板は、本日休業ではなくて、ロッカーの鍵の紛失がひどくて、一部のロッカーしか鍵がありませんというお知らせだった。
いや、何それ?わけわかんない。
ていうか、こういう毀損・紛失が多いプラスすぐに修理修復が行われない状態なのって、風紀がまずいのかな、とか、治安的な問題があるのかな、とか思わざるを得ないのですが。
と、と、と、とりあえず、先に進む…。
ここは下駄箱のキーを預けるタイプのお店。
下駄箱のキーを預けるタイプも今では数が少なくなった。茅ヶ崎の湯快爽快くらいしかぱっと思いつかない。
その他は電子ゲートが主流になってきたけど、これもゴツいので個人的にはあまり好きではない。
でも、そんなに「支払い抜け」する人って多いのか、とも思う。
さて、フロントで受付をするのだが、この館内、かなり複雑なので、初めての人は特にちゃんと説明を聞いたほうが良い。
「脱衣所とお風呂の階が異なります」という説明には最初はかなり驚かされた。
素っ裸で買いを移動するのか、と思ったのだ。
赤坂のオアシスの裸で移動するあの長廊下を思い出したが、実際はそうではなかった。
2Fで館内着に着替えて、4Fのお風呂で脱衣するという仕組み。
一見面倒くさそうに思えるが、これは気に入った。
というのも、建物は平面部分が限られるので、お風呂と脱衣所を同じ階に作ると、どうしてもお風呂を狭く作らざるを得ないのだ。
しかし、階を分けてしまえば両方ゆったりと作れるというわけだ。
ほう、面白いな、と。
ただ、ここは階を移動するエレベーターが複雑。
一つのエレベーターは1,2Fの移動専用で、もう一つは2,3,4Fの移動専用で、1Fでは降車専用になる仕様。
私はそれを知らず、1Fでその降車専用のエレベーターの前でずっと待っていたが、全くエレベーターが来ないので階段で2Fに上がってようやく気付いた。
わけがわからん。
メニューが充実のお食事処
さて、2019年10月26日にリニューアルがされた店内は、アジアンテイストに仕上げられている。
前がどんなだったのか知らないのだが、建物の外観から、おおよそいわゆる健康ランドのようなものだったと推察できる。
小綺麗にさえなっていれば、前がどんなでも構わない。
HPでは凄い綺麗になっているように見えるので楽しみである反面、他の施設で何回もやられているので、多少ドキドキしている。
法典は本当にやられたな~。
さて、館内着に着替えて風呂!と行く前に食堂の様子でも眺めていくか、とふらっと立ち寄ってみる。
セルフ式の食堂でメニューもそれなりに豊富にある。
子供連れで、子供を遊ばせる空間もあることから、休日はそれなりにうるさそうだが。
メニューは基本的に良心的な価格帯だ。
丼物・ご飯物はカレーやかつ丼を始め、焼肉重や海鮮丼まで揃っていて、大体1000円以内で食べることが出来る。
ヘルシーな鍋は三種類用意されていて、冬の時期には特に嬉しいメニューだ。そばやうどんもご覧の通りの品揃えである。
ラーメンもかなり種類が豊富で、珍しいサンマーメンやスーラータン面、鉄火麺やパッタイ(タイの焼きそば)まである。
定食もこの通り充実していて、中でもおにぎり定食というのはなかなか見ないので面白いなと思った。これも1000円以内で食べられる。
おつまみもそこそこの数が用意されていて、お得なセットというのも用意されていた。
女性に嬉しいヘルシーなサラダも数種類の品揃えがある。
ソフトドリンクはもちろん、アルコール類やデザートもかなりメニューがあり、バリエーション豊かであるのが見て取れる。
そして、ランチビュッフェ。どうやら一度廃止されたのだが、根強い人気があって復刻したのだとか。11:30~14:00までの時間限定ではあるものの、温泉施設でランチビュッフェというのは何だか変わっていて面白い。
さて、食事を済ませたらお休み処へ。
えっ、なんか…空いている。
…というか、客ほとんど居ない。
平日の22:00くらいに訪問したのだが、本当に客がほとんど居ない。
周りのお風呂(らくスパ鶴見、湯けむり綱島)に行った時も、ここまで空いてなかったぞ。大丈夫か?
とは言うものの、本当に空いている。この広いお休み処に寝っ転がるのは気分が良い。
そう言えば、最近はどこも混んでいて、他人との空間距離を考えなければならないのが常だったのでこれは良い。
どうしても空いているところが好きなんだ、という人には、これはおススメかも。もちろん平日のこの時間ですが。
さて、更に階を上がって、お風呂に行ってみよう。
HPは盛ってる!?期待しすぎは禁物、そこはかとない昭和感。
脱衣所はこじんまりとしているが、ここはタオル、フェイスタオルは取り放題だ。
もちろん、歯ブラシ等もご自由に、という状態。全ては値段との兼ね合いだが、こういうサービスは、仄かにゴージャスな気分になれて嬉しい。
1Fの案内にあった通り、ロッカーの鍵がほぼ全部壊れていて、一部のロッカーしか鍵が使えない。空いているからいいけど、混んでたらスマホとかどこに保管するんだろう、と。
早速浴室へGO!
と、いきなり、変なモニュメント付きの掛け湯がお出迎え。一発でここは昭和なお風呂なのか、と理解。
レトロな感じが苦手な人は、ここはおススメ出来ない。HPでは綺麗に写っているが、実際は昭和な感じが随所に漂う、そんなお風呂だ。頑張っているのはわかるが、お洒落な感じではない。
手前に洗い場があって、その奥にお風呂が連なる。
全体的に昭和レトロな雰囲気なので、くたびれ感はあるが、手入れはされているようだ。
リニューアルと言っているが、水場には手を加えていないらしい。
今流行りの炭酸泉等は無く、用意されている浴槽は種類も少なめで、どれも割とシンプルで少し寂しさを感じる。
真っ黒な源泉は二種類あって、ぬるめと温湯がある。この源泉は周囲の温泉と同じ、あの真っ黒なやつだ。
“美人の湯” とうたわれる源泉で、肌荒れ、切り傷、やけど、冷え性、慢性皮膚炎、腰痛、関節痛、神経痛、疲労回復に効果的
参考:スパリーブルヨコハマ公式HP
大風呂では、ミルク湯という真っ白なお湯をやっていた。
美容の湯は、色彩や香りによるリラックス効果・美肌に効果があると期待される成分を、当館のセラピストが厳選して提供させていただいております。
【今週のミルク温泉】は必須アミノ酸が豊富で、安眠効果が期待でき睡眠は成長ホルモンを促し、美肌やダイエットに大きな影響を与えます。
また、セロトニンのストレス解消効果で自律神経も整えられる効果が期待できます。
参考:スパリーブル公式HPより
ミルク風呂と言えば、あの世界三大美女の一人クレオパトラも入っていたというお風呂だ。
牛乳にはイライラを鎮めるカルシウムや、他にもビタミンやカリウムなどが含まれていて、美容・健康効果も期待される。
特に牛乳に含まれる「アルブミン」には保湿効果があるともいわれていて、お肌が乾燥してカサカサになっている人にもおススメだ。
また、このお風呂は約一週間で異なるお風呂になるようで、私が行った時はミルク風呂だったが、他にも蜂蜜ローヤルゼリー温泉、フルーツ酵素温泉、チョコレート温泉など、その時その時に様々な種類のお湯が楽しめるというのは魅力なのかもしれない。
また、女性限定ではあるものの、毎月第四金曜日はフロの日で、鮮やかな花をお風呂一杯に浮かべたゴージャスな花風呂が用意されるそう。
話を本題に戻そう。
正直、HPの写真より三割以上減は覚悟してほしい。あんなに綺麗ではない。
露天は、つぼ湯と、黒湯と、ちょっとのお休み処。
HPではお花とかが飾ってあるが、実際はそんなものはないので注意が必要。
どちらかというと、今の温泉の流行りは純和風。バリ風はその前に流行っていた感があるので、リニューアルしてバリ風は、確かに調度しやすいのかもしれないが、ずれている感じが否めない。
とはいっても、スパロイヤル川口のものまでの作りこみは無い。口は悪いが、バリ風もどきなものを適当にそこらに置いた、というのが正直なところだ。
しかし、空いている。基本、大風呂であろうが、ジェットバスであろうが、湯船には一人居るか居ないかだ。
段々経営が心配になってくるが、ここぞとばかりに堪能させてもらおう。
冬だからこそ良いことと言えば、温まりすぎてもすぐ露天に行って冷やすことが出来ることだ。これは有難い。
ここまで空いていると露天も独り占めだ。あんな格好やこんな格好をして、柔軟ストレッチ筋トレをしても誰の邪魔にもならない。
さて、サウナだ。サウナは一つだけ。高温ドライがある。
案の定テレビがガンガンに鳴っているが、ここは最上段が大きく取ってある。四畳くらいはあるんじゃないだろうかというような広さだ。
この作りは珍しい。大概は下が広く上が狭いものだが…。
しかし、なんとそのスペースにみんな寝転がって寝てる!
マジで寝てる人も居て凄い。
それにしても気持ちよさそうだ。そうだ、タオルを借りて自分もやってみよう!
サウナで横(寝る)になるのは、マナー違反なのでやったことはないが、この空き具合ならば…ね!
さて、寝てみると…気持ちいい!
座位では味わえない、均一な熱波が全身を包み込んでくるようで、これは新感覚!
これは気持ちいい、本当に眠ってしまいそうだ。
いや、寝たら、危ないが…。
さてさて、思いもよらぬ広いものをして満足だが、ここからは恒例の水風呂に入ってリフレッシュ。
実は、整うちょい前に上がるのが自分流。
あのぐるぐる世界が回る感覚、あまり好きになれないでいる。
要はリフレッシュできればいいので、今日もこの辺で。
恐怖の階段!岩盤浴は広々と使えるが、ただの床暖房。
ここは料金に岩盤浴も含まれていて、お風呂を上がった後、岩盤浴へ、なんてことも出来る。
岩盤浴と足湯は5Fだが、5Fへ行くには階段しかない。
エレベーターが無いのだ。
この足の悪い人・高齢者スルーの造りこみは凄いが、その前に怖いよ。
狭い宙づりの階段を結構上らなければならない。
いや~、自分、結構高所恐怖症なんで、普段ならもう絶対行かないけど、現地レポという以上行かざるを得ない。
それにしても怖い、微妙に揺れてない?これ。
5Fにつくと、おこもり部屋(有料)というのが横にあるのだが、一体誰が使うのか、と思ってしまう。
一応一人向けのシングルルーム、カップルや友達同士二人組向けのペアルーム、そしてファミリー向けのプレミアムルームというのが用意されていて、それぞれ時間帯や曜日によって値段が異なっており、予約することが出来るようなので、利用するつもりのある方は、あらかじめHPで確認して方が良いだろう。
ナイトパックでは平日ならば2000円で一晩過ごすことが出来るので、簡易的な宿泊施設としては、まあアリなのかな、と。
さて、今日は特に利用予定は無いので、ここはスルーして足湯付きのテラスに出てみる。
まあ、HPの写真ほど綺麗じゃないですよ。
お風呂の方を先に見ていたので、何となくわかっていましたけど。こんなものか、程度で。
岩盤浴が一つあって入ってみるが、もちろんここも誰もいない。
室内は広いが、温度にムラが大きい。
そもそも大きなガラス窓の部屋だし。ていうか、これ、もともと岩盤浴用の部屋じゃないでしょ?
温度がイマイチで、岩盤浴というより床暖房。
それでもこの空き具合が最高で、超落ち着きます。
ふと気づいたら一時間も眠ってしまっていました。起きても誰も居ませんでしたが(笑)
また、この帰りの階段が怖い。
2Fまで吹き抜けになっているので、高度感が半端ない。上りより下りはますます怖い。
本当に何を考えてこの階段でしか移動出来ない造りにしたんだろうと、設計者に聞いてみたいものです。
1日2回は来れないな、と思いました。
2Fの更衣室の奥にはお休み処がある。
かなり奥行きがあって、ここもゆったりしている。
しかし、いびきの凄い人が居て、大迷惑。むしろ、よく自分のいびきで起きないな、と遠目で見ていたけど、運営側もこのおやすみ処のいびき問題は、もう少し考えたほうが良いと思う。
ここに限った話ではないが。
口コミ
→色んなものがアメニティとして付いていて、手ぶらで来れるのは魅力ですね。
温泉ぬるめだが、泉質は黒湯で良い。種類少ない。
サウナにテレビあり。
仮眠室のシートがあまり良くない。硬め。
→値段の割にお風呂の種類の少なさは気になるところですね。
まとめ
まず一つ言わせてほしい。
落差が激しいのでHPの写真に期待するな。
本当にまさにこの一文に尽きる。事実、HPを見てわくわくしてきてやって来た私がこの落胆ぶりなので読者の皆さまには注意して欲しい。
画像はイメージです、と注意書きを付けたい。
また、60分コースと6時間コースがあるのだが、ここは迷うことなく6時間コースを選ぶべし。
平日、空いているお風呂でリフレッシュしたい、という人には志楽もいいと思うが、ここもおススメ出来るお風呂ではある。
が、設備などの面で他の温泉と比べると見劣りするのは否めない。
ただ、サウナの最上段で新感覚を味わえたので、今回は星三つで。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- スパ・リブール ヨコハマ
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒230-0073
神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷2-39-18
- ホームページ
- https://www.libur.co.jp/
- 電話番号
- 045-575-7573
- 営業時間
- 10:00~翌8:00
- 定休日
- 無し
- 平日大人料金
- 1,380 館内着歯ブラシタオル岩盤浴
- 休日大人料金
- 1,583 館内着歯ブラシタオル岩盤浴
- 料金メモ
- 無し
- 【お店から】
- 黒湯の源泉かけ流し。
獅子ヶ谷源泉を堪能ください。
- 近隣店舗
- この店舗から5Km圏内 (地図で見る)
綱島・湯けむりの庄 (0.8km)
ヨコヤマ ユーランド鶴見 (2.2km)
ファンタジーサウナ&スパ おふろの国 (2.4km)
RAKU SPA 鶴見 (2.6km)
縄文天然温泉 志楽の湯 (3.6km)神奈川県横浜市の他のお風呂一覧
センター南温泉 湯もみの里
おふろの王様 瀬谷店
おふろの王様 港南台店
極楽湯 横浜芹が谷店
天然温泉 満天の湯
センター南温泉 湯もみの里
SKYspa YOKOHAMA
INSPA 横浜
ヨコヤマユーランド 緑
横濱スパヒルズ竜泉寺の湯|ヨコスパ
ファンタジーサウナ&スパ おふろの国
ヨコヤマ ユーランド鶴見
スーパー銭湯 港北の湯
野天湯元 湯快爽快 たや
SPA EAS スパ イアス
綱島・湯けむりの庄
すすき野 湯けむりの里
RAKU SPA 鶴見
横浜みなとみらい 万葉倶楽部