いざ、綱島へ!
湯けむりシリーズはグレードが2種類。宮前平とこの綱島が高級版。すすき野が通常版。
詳しくはしらないが、名称の「庄」と「里」で分けているらしい。
さて、この「綱島・湯けむりの庄」は、2016年にできたばかりということ。
綱島は戦前・戦後、”東京の奥座敷”と呼ばれるほど大きな温泉街として栄えていたらしいのですが、ここ数十年で温泉旅館の閉店が相次ぎ、2008年、宿泊施設としては最後の横浜市教職員互助会「浜京」閉店をもって、「綱島温泉」旅館業が全て廃業となっていたところ、久々にできた本格的温泉施設として期待を一手に集めている…らしい。
このあたりは温泉激戦区。5km先には、RAKUSPAが構える。
お風呂だけで1200円をとるこの綱島と、岩盤までついて1480円のRAKUSPAの比較論は後においておいて、さぁ、入ってみよう!
Contents
内装という名の”演出”が気分を盛り上げる
綱島駅から徒歩18分、バスで10分ほどの場所に位置しており、お世辞にもアクセスしやすい距離とは言い難いのが玉にきずなのですが、入って早々暖炉があったりと、俗世を逃れて安息の場に足を踏み入れたという実感を抱かせてくれる、”非日常”雰囲気を盛り上げる演出・内装がお出迎え。
立体的な構造で、1Fフロント、2Fお風呂、3Fお食事処となっています。
実は結構遭遇率の高い、ありがちな「入館した途端に食べ物の臭いがする」というパターンは回避されているので好感。あれ、結構ゲンナリするんですよね。食事だけのお店なら食欲をそそられるのかもしれませんが、こちとらメインは温泉なので。
構造だけでなく、「2016年開館」も納得の今までで一番綺麗な内装。演出は大事だ…と改めて痛感します。
温泉だけが全てではありません。入浴に至るまでの気分あってこその、気持ち良い入浴なのです。
温泉自体はいい。しかし露天の”立派な屋根”にげんなり
内装に関心ばかりしていては…と、そろそろお風呂場へ。
「湯けむり」シリーズは他の温泉と比べ、スタッフの人が頻繁に風呂場に出入りしていて、絶えず桶などを片付けている印象。何でもないようでいて、実はものすごい整理整頓されている感じを受けるし、自ずと清潔感も高まります。よく手入れされているお風呂場。発案した人はすごいと思いました。
お風呂場は天井が高く、居心地はよいです。露天風呂も結構な広さがあります。しかし、なんで露天に、後付けのような天井をつけてしまったのでしょうか…。
”露わになっている天”、屋根がなく空が開けているから”露天”なのではないのでしょうか。やはり、外から見えてしまうのが問題なのでしょうが。木材でつくった立派な屋根ではあるのですが残念と言わざるを得ません。
室内風呂の方はなかなかで、露天も設備的には良いだけにとても残念な印象です。
その”立派な屋根”もかなり低めで、お風呂場で声が反響するということを計算していないんじゃないかと思ってしまいます。
宮前平の星空と満月を思い返してみると、非常に残念です。大体の面で極めてよく出来ているだけに、一層いろいろ言いたくなってしまいます。老婆心と言えばそれまでなのですが、優れた全体の中で劣る一点はどうしても目立ってしまうものです。
男湯と女湯の入り口が寂しいような気もしたので、宮前のような演出がもう少しあってもいいかもしれませんね。
そういえば宮前のは偶然だと思うのですが、あの長い廊下は「これから入るぞ」という誘われるような雰囲気があって個人的にはとても好みです。ただ単に設計上の要請で生まれた空間なのかもしれないのですが、”温泉=異空間”という確立された印象へのいざない方が実にうまい。RAKUSPAとか、府中の冨士見の温泉とか、入り口に長廊下があると、盛り上がるのは、私だけ?
湯けむりの庄の中で最高峰!?
こちらは館内の様子です。
ちゃらちゃらしていなくて落ち着く雰囲気。
同じ系列の湯けむりの庄 宮前平が2007年オープン、こちらが2016年にオープンなのでまだまだ新しくて綺麗な印象。
宮前平の反省からかこちらの方が広めの作りになっています。
・スタッフがキビキビ動いていて好感が持てる。
・清潔感があって空間自体が気持ちが良い。
ここら辺はやはり湯けむりの庄の良さが表れている所でしょうか。
実はこちらが作られる際
今まで他の湯けむりの庄で働いていたベテランスタッフが携わったそう。
待ち時間やストレスが生まれてしまう問題に向き合って
・駐車場の台数
・ロッカーの数
・レストランの座席数
・リクライニングエリアの座席数
を増設。
こういう所がきちんと完備されていると気兼ねなく温泉を楽しめます!
以外と重要ですよね。
休みに来ているのにストレスが溜まる…なんて事もありますから。
こういう所まできちんと手を加えている所が良い温泉の秘訣だったり。
湯けむりの庄を知り尽くしたスタッフによって作られた事によって
今までのよかった点や良くなかった点もきちんと押さえて考えて作られている部分なんかはポイントが高いですね。
湯けむりの庄の中では一番新しいですし
そういう意味ではブラッシュアップされていて最高峰と言えるのではないでしょうか。
ちなみにこちらの売りとしては
ホームページにも健康増進のページがあって健康増進に力を入れている模様です。
2018年11月29日、厚生労働省の『健康増進施設認定規定』により、
綱島源泉 湯けむりの庄は「温泉利用型健康増進施設」の認定を受けました。
厚生労働省が、国民の健康づくりを推進する上で適切な内容の施設を認定し、その普及を図るため、『健康増進施設認定規定』を策定し、「運動型健康増進施設」、「温泉利用型健康増進施設」、「温泉利用プログラム型健康増進施設」の3類型の施設について、認定を行っているものです。
綱島源泉 湯けむりの庄はその中でも、温泉利用指導員を常駐させた「温泉利用型健康増進施設」として認定されました。
湯けむりの庄HPより
料金は 綱島>宮前平
湯けむりの庄は高級路線の温泉ですがこちらの料金はというと
温泉
平日 | 土日祝 | 平日 22時以降 | |
綱島 | 1200円 | 1400円 | 950円 |
宮前平 | 1200円 | 1400円 | 920円 |
岩盤浴
平日 | 土日祝 | |
綱島 | 800円 | 900円 |
宮前平 | 750円 | 750円 |
温泉の平日、土日の料金は同じで
平日22時以降、岩盤浴は宮前平の方が安い。
そこまで大差はないですが綱島の方が少し高めの設定です。
かなりお得で嬉しい平日22時以降の割引は引き続きですね!
こちらは館内着がつかないだけでこの値段なのでおすすめです。
ロウリュ+でんじろう先生
6種類の岩盤浴の中に風の部屋があり
日本初のロウリュイベントが開催されています!
サイエンスプロデューサー米村でんじろう先生監修、日本初の視覚でもお楽しみいただける演出を取り入れたロウリュイベントを毎日開催しております。
「風」の部屋では、当館完全オリジナルの音楽を使用しております。躍動感のある音楽に加え、スタッフによるパフォーマンスで皆様を盛り上げます
湯けむりの庄は岩盤浴といっても一味違う、ロウリュといっても一味違う。
そんな所が面白いです。
岩盤浴の他の部屋
塩・岩・潤・氷・和
は湯けむりの庄 宮前平と同じ感じなので
天の部屋の立ち位置がこちらでは風の部屋のようです。
アトラクション形式の部屋ですね。
やはり評判が良かったからそのまま持ってきたのでしょうか。
静かに岩盤浴を楽しみたいという方には賛否両論ありそうな感じですが
その点普通の岩盤浴の部屋もちゃんとある所がグッド。
さあお次はご飯!
お食事処は湯けむりの庄 宮前平でもおなじみの「心音」。
湯けむりの庄はお食事処もおいしいと評判が良いですが
こちらも料理はどれをとっても平均以上です。
名物は「手合わせ 引き上げ掬い豆富」
料金は650円
1日2回、12時頃・19時頃出来上がりのお時間限定、数量限定!
やはりスーパー等の安い豆腐とは違うコクとまろやかさがあります。
こちらはラーメン。
あったかいお風呂に入った後は熱々のラーメンをいただきます。
チャーシューが分厚くてビックリ!全体の味の均等性が取れていて美味しいです。
こちらのお食事処でも健康増進に力を入れているらしく
そういったメニューも提供されています。
考えられているメニューが嬉しいです。
例えばこちらの健康増進丼御膳。料金は1,080円
湯けむりの庄のご飯はおいしいのにリーズナブルという事も有名ですよね。
その他ヨーグルトの販売も。
飲むヨーグルトはよく温泉で販売されていますがフローズンヨーグルトは比較的珍しい?
やはりお風呂上りにはアイスを食べたくなる人も多いはず。
そんなニーズを満たしてくれます。
アイスよりも体にいいのでここでも健康ポイントUP↑
あったまった体によく冷えたヨーグルトが染み渡る瞬間もやっぱり最高!
湯けむりの庄はヨーグルトにも凝っていてワンランク上の美味しさがあります。
スポーツジム併設なんです。
こちらの温泉はPRiME – fitness & spa -というフィットネスも併設されています。
収益上の苦肉の策とはいえ、スポーツジム上がりの汗を流しにくる人と、温泉を楽しみにきている人の、この空気の違いって、すごい気になりました。
ウエア姿で脱衣所を我がもの顔で闊歩している方と一緒にって、
ちょっと違いますよね。ぶっちゃけこれが銭湯とかなら許せますけど、ちょっぴり贅沢しにきているわけだし、普段の生活と違う特別な空間を、初めから終わりまで味あわせていただきたいですもの!
それにちょっと汗の匂いますし。気にしすぎですかね。
でも、汗の匂いする温泉って…、よく手入れされているお風呂なのに、ああ、もったいない。
さっぱりした後行き場無し。しかし全体としては満足度高し!
一番の問題は、お風呂上がりの一息つける場所がないこと。
宮前とか、さやの湯にはあるのに残念と言う他ありません。脱衣所でコーヒー牛乳を売るのは良いのですが、どこで飲めというのでしょう…。
あー、設計した人は、風呂上りに飲まないんだろうな、と思いつつ(屋根に長々と文句を書いたので伝わりにくいかもしれないが)やはり肝心の”温泉”、そして前段としての内装が良いので、全体的には高得点という感じでしょうか。
ちなみに、食事処はあります。時間限定・数量限定の作り立ての豆腐が売りのようですね。
口コミ
他の方々はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
頻繁に行きたいというニーズからするとやはりこの値段はネックですよね…。
今までの湯けむりの庄の良い所を取り入れたのは良いですが安全を狙ったのか、確かに目新しいという点がないかもしれません。
どちらかというと平日にさらっと行きたいというよりは休日にゆっくり行きたいというタイプの温泉なのでやはり休日がかなり混み合ってしまうという点は拭えませんね…。
駐車場が7時間無料という事はだいたいの人はゆっくりしていくでしょうし。
パンフレット
さらにくわしく念入りに知りたい方には、お店のパンフレットをどうぞ↓
まとめ
久々に「見つけた」という満足感があります。しかし、遠くて…。ちなみに、周りには本当に何も無いです。なんて言いつつも、多分また行くと思います。
大人1200円と安くは無いのですが、平日の22時以降は深夜割ということで950円(バス・フェイスタオル付き)。この値段でこのクオリティの温泉なら安いという印象。
金曜の夜に休日に備えてひと息つくのに良いかもしれないですね。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 綱島・湯けむりの庄
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒〒222-0001
神奈川県横浜市港北区樽町3-7-61
- 電話番号
- 045-545-4126
- 営業時間
- 9:00〜24:30(最終入館 24:00)
- 定休日
- 無休
- 平日大人料金
- 1,200円 館内着
- 休日大人料金
- 1,400円 館内着
- 料金メモ
- 夜割料金平日限定22時以降
大人のみ 950円
※レンタルフェイス・バスタオル付き
- 【お店から】
- 綱島源泉湯けむりの庄は神奈川県最大級の日帰り温泉施設です。当店自慢の天然温泉、岩盤浴、マッサージ、エステで日頃の疲れを癒して快適な1日をお過ごしください。また、美味しいお食事もメニューを豊富にご用意しています。
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