東京都 板橋区 板橋天然温泉 スパディオ

【現地レポ】板橋 スパディオ SPADIO|板橋の秘境。奥の細道の温泉をついに到達。そのお風呂と食事をレポートします。

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板橋・スパディオ|門前払いの無駄足。営業時間短すぎ。

あれから2年。満を持してスパディオに訪問することになりました。
と言うのも、実は2017年9月に一度此方に訪問したのですが、閉館時間間際で門前払いを食らいまして…。
前回訪問した時は、時間も早かったせいなのか、さやの湯の駐車場が満車で、待ち行列もかなりあったので、それなら近隣のスパディオへ、と思って来ました。
調べないで来た私が悪かったんですが、スパディオは23:00他店に比べてかなり閉館時間が早いので皆さんもお気を付けください。(最終受付は22:30です)

さて、ここはまず到達不可能店舗と言っても過言では無いでしょう。
こんな細道があるのか、というような曲がりくねった道の奥にあります。
本当によくこんな場所に作ったわ、というくらい辺鄙な場所です。

一通だらけの2m道路のような細道を分け入っていきます。

この細道の奥にあります。ここまでくるのも大変ですが、車でいくとホントにビビリます。

「延慶本平家物語」という軍記によると、治承4年(1180年)に挙兵した源頼朝が、「武蔵国豊島ノ上滝野川ノ板橋」に布陣しています。ここに地名としての「板橋」が初めて現れ、少なくともこの資料が成立したとみられる鎌倉時代には「板橋」の地名があったことがわかります。

慶長8年(1603年)、徳川家康によって江戸に幕府が開かれると、日本橋を起点とする五街道が整備されました。そのうちの一つ、中山道の第一番目の宿場が「板橋(下板橋)」に置かれ、大都市江戸の出入り口として、また区域周辺の中心的な場として繁栄しました。

地名「板橋」は、明治22年(1889年)の町村制実施によって町名として採用され、昭和7年(1932年)の東京市板橋区誕生に際しては、区名となって現在へと至っています。

参考:板橋区HPより

ちなみにときわ台駅西台駅から無料の送迎バスが1時間に1本程度出ています。
板橋本町駅からは徒歩8分程度の距離です。

さて、何とか辿り着いたところでいよいよ中へと入ってみましょう!

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全体的に古びた印象の館内

外観は、ガラス張りですっきりとした印象。これは早速期待値が上がります。

スパディオ 吹き抜けガラス張りで洒落た雰囲気。

しかし、中に入ってみると、受付は古びたビジネスホテルのような雰囲気で少しがっかり。
全体的に広々と作られていることは好感が持てます。

スパディオ エントランス広々としているけど…全体的に古びたエントランス。

早速ですがまずは食事処へ。
足を運んでみると、なんとショーウィンドウがお出迎え!珍しい…というか古い。
最近の店舗ではなかなかショーウィンドウは見なくなりましたね。珍しいので、それだけで写真を撮ってしまいました。

スパディオ ショーウィンドウ食堂のショーウィンドウ。最近はあまり見なくなりましたね。

さて、カレーを注文してみたのですが、…レトルトですね、これ。
うわあ…と思いつつ次に出てきた餃子はなんとタレが袋に入った状態での提供。こんな提供の仕方をする店は初めて見ました。
まるで地方の食堂に来たかの様な感じ…。これはもう少し何とかならないんでしょうか。

スパディオ お食事処レトルトカレーと袋にはいた餃子のタレ…がっかり。

そもそも店のメニューのラインナップ自体も、何となく勢いが無いんですよね。
さやの湯のメニューを真似して、とまでは言いませんが、さあ、食べて!と言わんばかりのらくスパのメニューだとか、周りには参考になりそうなお店がたくさんあるので研究してほしいですね。

それにしても、食事処も含めて全体的に閑散としていて、さやの湯の繁盛ぶり具合と比較すると比べ物にならないくらいです。
土曜の夜にこれはヤバいんじゃないかと思ってしまうくらいの閑散さです。
空いている分には客側としては有難いのですが、ここまで空いていると心配になりますね。

スパディオ お食事処お食事処の様子。土曜夜なのにこの静けさ…。

ジェットが強めで心地よい!ただ、やっぱり古びている。

ロッカーは全体的に古い感じです。この建物は全体的に古びているので、経年劣化で仕方が無いのでしょうが、せめて昼白色の蛍光灯は変えればいいのに…と思いました。

さて、お風呂に入ってみると、こちらは妙に薄暗い照明でした。
これはこれで微妙な感じなのですが、広々と作ってあるのは好印象です。浴室も洗い場も広く作られています。人が少ないので余計にそう感じるのかもしれませんが。

ここの温泉は塩分や有機物が多い化石水。1,500mの地下から汲み上げた二百万年~十三万年前の古代海水を使用しています。
泉温は39.2℃、弱アルカリ性で、pH値は7.42。神経痛や関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、きりきず、慢性婦人病、病後回復、疲労回復、健康増進などに効能があります。

ここは、ジェットバスに力を入れているのか、ジェットバスがかなりの種類揃えられていました。
座った姿勢で身体が浮き上がるほどのダイナミックなジェットを感じるうきうき風呂や、腰・足裏・ふくらはぎをほぐすリラックスバス、冷水枕に頭をのせながらジェットを感じるローリングバス。
そしておススメしたいのがエステバスです。ここのジェットはなかなか勢いがありました。
強い、これは良い。しかも浴槽が大きく取られているので悠々とお風呂に浸かることが出来ます。
腰痛持ちには最高のお風呂だと思います。

もしかして、近所競合のさやの湯のジェットバスがやけに強いのは、ここを意識したのでしょうか?、SPADIOの客、全部うばってみせるみたいな、スキを残さないみたいな。考えすぎかもしれないですが、不思議な偶然です。

エステバス(スパディオ公式HPより) / 板橋天然温泉 スパディオエステバス(スパディオ公式HPより)

ドライサウナは人が少ないのでかなりの高温になっています。
結構これは入るのがキツい。もちろん入りますが。
大体のサウナは人の出入りで熱が出て行ってしまうのですが、この晩は閑散としていたので熱がしっかりと保たれていて、これは効きます。

最近のサウナは大体中間部屋があって、熱拡散防止のために二重構造になっているところが多いのですが、ここは扉一枚。昔ながら、というのが本当にこういう所に表れています。
しかも当たり前のようにTVがあって、なおかつこの音量がまたかなり大きい。これにはさすがに辟易としてしまいました。

ドライサウナ(スパディオ公式HPより) / 板橋天然温泉 スパディオドライサウナ(スパディオ公式HPより)

水風呂は20℃です。ぬるめで入りやすい温度ではあるのですが、プロサウナーはこれでは整わないだろうなと思いました。

露天は、コンクリートの空間に一応作っておきました、というような雰囲気で、風情は感じられません。
岩風呂とジャグジーの二種類が用意されていました。

露天風呂(スパディオ公式HPより) / 板橋天然温泉 スパディオ露天風呂(スパディオ公式HPより)

全体的に総括するとHPほど綺麗では無いです。HPの写真はどこも補正をかけて綺麗に写しているものですが、ここも行く時はある程度差分を認識していかないとガッカリしてしまいます。

脱衣所にはドライヤー、綿棒、ハンドソープ、ブラシ、ローション、乳液等が用意されています。ただ、この値段を取るのであれば歯ブラシくらいは用意しておいて欲しいな、と思いますが。

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フルリクライニングのチェアでゆったりと

お休み処は十分に座席数が用意されています。TV付リクライナーやフットマッサージコーナーがあったり、雑誌が用意されていたりと、十分に休める環境です。
このリクライニングチェアはフルリクライニングで180度まで倒せたのがとても良かったですね。

スパディオ お休み処お休み処の様子。

ただ、どこにもいびきの大きい人と言うのは居るものですね。生理現象なので仕方無いと言えば仕方無いのでしょうが…。
ただ、空いているのであまり気にならなかったのはある意味でラッキーと言えるでしょう。

実はここ、2Fに受付があって3Fにお風呂があるのですが、階段とのぼりのエスカレーターしかありません。
のぼりのエスカレーターも、閉館近くなると止めてしまうため、足の悪い人にはなかなか厳しいでしょう。(スタッフさんにも確認したのですが、やはりエレベーターなどは無いそうです。)

スパディオ エスカレーター閉館間際になるとエスカレーターは止まってしまう。

いまどきここまでバリアフリーに対応していない施設も珍しいですね。

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口コミ

他の利用者の方はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。

Google口コミ
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立地が悪く行くまでに時間がかかる上に、経年劣化が酷く、高い。
もう少し他のスーパー銭湯を見て勉強してもらいたい。
Google口コミ
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浴槽が広く、リクライニングチェアーで静かに休憩するのが好きで
レベルの高いマッサージ機を求める方なら1260円の利用はアリだと思います。
が、それ以外の方や2040円での利用はあまりオススメしません。
近くにある「さやの湯処」の方がバランスがいいのでそちらに行ってしまいますね。
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まとめ

とにかく空間が取ってあるので広々とした印象を受けます。
空いているので、更に広く感じて、開放感がかなりあってGOOD。

ただ、施設のクオリティの割には値段が高すぎます。夜コースでも1420円は高い。
これなら確かにさやの湯の方に行きます。(どうりでこの客の入りの差になるわけだ…。)

さやの湯がどうしても混みすぎていて、どうしようもないという人にはアリなのかな…いや、それなら七福の湯だとか、彩香の湯まで足を伸ばした方が良いかもしれません。

星二つ。全体的に周りの施設を見て研究した方が良いと思います。

スパディオ イベントオークション(?)を開催していました。
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店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間

店舗名
板橋天然温泉 スパディオ
レビュー評価
(2)
アクセス
〒174-0054
東京都板橋区宮本町49-4


ホームページ
http://www.spadio.com/
電話番号
03-3967-1126
営業時間
10:00~23:00
定休日
毎月第2木曜日
平日大人料金
2,260円 館内着タオル
休日大人料金
2,260 館内着タオル
料金メモ
会員割引あり。詳しくは公式サイトにて確認ください。
夜間入館料18:00以降は1,420円。
【お店から】
都内で体感する古代の恵みたっぷりの温泉
千五百メートルの地下から汲み上げた薄茶色の湯は、 二百万年~十三万年前の古代海水。 化石水とも呼ばれる塩分や有機物の多い温泉を 天然石を贅沢に使用した露天風呂と スカイジャグジーでお楽しみ頂けます。千五百メートルの地下から汲み上げた薄茶色の湯は、 二百万年~十三万年前の古代海水。 化石水とも呼ばれる塩分や有機物の多い温泉を 天然石を贅沢に使用した露天風呂と スカイジャグジーでお楽しみ頂けます。
訪問履歴

板橋・スパディオ|門前払いの無駄足。営業時間短すぎ。1回目 2017/09/24
【現地レポ】板橋 スパディオ SPADIO|板橋の秘境。奥の細道の温泉をついに到達。そのお風呂と食事をレポートします。

近隣店舗
この店舗から5Km圏内 (地図で見る)
前野原温泉 さやの湯処 (0.9km)
Sauna&Hotel かるまる 池袋 (3.7km)
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私がレポートしてます
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炭酸泉と電気風呂にすべてをかけています。 座右の銘は「いやなことはお湯に流して。」 最近ようやく水風呂に入れるようになって温冷温ができるようになりました。 さらに入浴できるなって楽しみ方がまた一つ増えたと喜んでおります。 2019 サウナスパ健康アドバイザー認定取得。

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