溝口温泉 喜楽里では、現在新型コロナウイルス対策のため以下のような告知を行っております。
連日の報道の通り、中国で発生した新型コロナウイルスは、日本国内においても感染者が確認され、引き続き感染症対策に努める必要があります。
弊社運営施設における感染者の発生及び拡大を予防するため、以下の通り対策、対応に努めております。
・従業員の正しい手指衛生(手洗いや手指消毒)
・施設内にて多くのお客様の接触がある各所に対する塩素系薬剤による消毒
・手指消毒剤の設置
お客様の館内のご利用にあたっては、設置しております手指消毒剤の使用のほか、マスクの着用を含めた咳エチケット、手洗いなどにご協力くださいますようお願い致します。
また、日ごろ以上に検温等による体調管理にご配慮いただき、体調が優れない場合(37.5℃以上の発熱がある場合や、咳・くしゃみなどの風邪の症状がある場合など)は施設利用をお控えいただきますようお願い致します。

参考:https://www.yurakirari.com/mizonokuchi/2020/02/28/1703/
場所は田園都市線、大井町線・溝の口駅、JR南武線・武蔵溝ノ口駅からバスで約10分のところ。アクセスが良いとは言いにくく、190台分の無料駐車場完備とのことなので車で行くのが良さそうな場所ですね。

噂によると、土日や平日の夕方・夜は混雑するとのことなので、掟を破って今度は昼間に行ってみようと、ぶらっと入ってみました。
車は結構入っているようですが、お風呂は空いてる感じ。昼風呂はなかなか経験が無いのですが、如何なものでしょう?

外観は落ち着いた雰囲気で、さながら温泉宿のような感じです。
「大人のくつろぎ空間」を売りにしていて、入場は中学生以上に限定されているため、よくある子供が走り回ったりしてうるさい、ということはありません。
さて、実際ゆったり浸かれる「くつろげる」お湯なのか、早速調査と行きましょう。
湯楽の里、喜楽里を運営しているサンフジ企画グループのスパサンフジは、もともと極楽湯とFC契約を結び、その一店舗目は極楽湯の名前でオープンさせていた。その後、その時のノウハウをもとに自分たちでFCを作って発展させていったという、合法ではあるが熾烈な裏側がある。FC契約終了後は、一店舗目の極楽湯も湯楽の里チェーンに編入されている。

Contents
年季は入っているものの清潔感はある内装
昼間は心持ち、贅沢な気分になりますね。やはり、走り回るような子供が居ないためか、内部の雰囲気も落ち着いています。

平日は入館料870円とフリータイム制の岩盤浴430円。これで源泉掛け流し露天風呂、炭酸泉、温泉シルク風呂や寝転び湯、サウナは高温サウナとヨモギ塩サウナとコスパも悪くない。
ただし、タオルや館内着は別料金(セットで380円)です。
土日は入館料が1030円かかるので、注意が必要です。
靴のロッカーは鍵タイプで、鍵の管理は最後まで自分でしなければいけません。受付でリストバンドを渡されて、施設内での会計は基本的にこのリストバンドで行い、後程清算する形になります。この形式だと小銭を持ち歩かなくて済むのが良いですね、便利です。
ちなみに、支払いには現金の他にクレジットカードを使用することも出来ます。
建物のところどころ少し年季が入っている感じが見受けられるのが残念。ただ、施設内を清掃しているスタッフさんを度々見かけたり、と清潔感は随所随所に感じることが出来たので、その辺りはしっかりしている印象を受けました。

源泉の炭酸泉はこだわりの”ぬるさ”
脱衣所は100円リターン式のコインロッカー。よく見かける形式ではありますが、ここで小銭が必要になるのは面倒ですね。せっかくリストバンド方式を取って、小銭を出さなくて良い仕組みがあるのに、それを殺してしまうようなこの仕組みは頂けません。
昼間からお湯に浸かるという後ろめたさを追いやって、いざ、露天風呂へ。ちょっと狭いけど、夜に来るより清々しい!お陽さまの中で入浴するというのは、やはり良いものですね。
お湯は黒湯。でも、昼間入るとそこまで黒くない。夜はしっかり黒湯だけど、なるほどね。”美人の湯・美肌の湯”ですね。ほんのり漢方薬っぽい匂いを感じます。
露天は源泉加温無しかけ流しの上の湯と若干温度が低めな源泉加温循環式の下の湯、そして寝ころび湯の三種類。少しヌルっとした手触りが特徴的で、まずまずと言ったところ。寝湯は季節によって水位が変わるのだとか。
場所によっては、冬でも水位が低くて寒い思いをする寝湯もあるので、水位が変わるという仕組みは非常に画期的で良いな、と思いました。
上の湯は加温無しといえども、40度を若干下回るくらいの温度で、かなりしっかりと温まれます。

内湯には高濃度炭酸泉がありましたが、ここはやはり人気なので混んでいますね。あと、温度が37℃とぬるめで設定されていて、温度が高い湯が好きな方にはお勧め出来ません。どうもこの温度が一番炭酸泉の効果が上がるのだとか。

しかも、この炭酸泉、源泉の炭酸泉だそうでなかなか珍しい。しかも、ここの炭酸泉は割と炭酸が効いている。
土日は混雑してゆっくりは浸かれないのだろうなあと思いつつ。

その他にもシルク風呂やアトラクション風呂が置かれているほか、サウナも用意されています。
サウナはタワーサウナとヨモギ塩サウナの二種類。ヨモギ塩サウナは塩が細かく砕いてあって、分かってる!やはり細かい塩のほうが、お肌に優しいですからね。
さて、ここで雑学。そもそも塩サウナってどういう仕組みで体に良いのかご存じですか?
塩サウナの効能は幾つかありますが、ここでは二つほどご紹介していきます。
一つ目は、「塩溶効果」。
塩溶とは、少量の塩類を溶かした低濃度の電解質溶液において、たんぱく質やアミノ酸の溶解度が著しく増加する現象のこと。
ここでいう低濃度の電解質溶液とは、塩サウナにおいては、肌に塗った塩が汗に溶けたものがそれに当たります。
この溶液が古い角質(タンパク質)を溶かしてくれるのです。
二つ目は、「浸透圧効果」。
浸透圧とは、水と塩水の間に半透膜を張ると、塩の濃度を下げようとして水が塩水の方に移動するという現象です。
これによって、古くなった皮脂や、汗の排出が促進されます。
塩サウナの後にお肌がつるつるになるのは、排出された皮脂が体についているからなのです。
汗が出ることで、細胞から水分が減り、殺菌作用も見込まれます。
それではこの効果を最大限活かすためには、塩サウナはどのようにして入ったら良いのでしょうか。
ざっくり言うと次のような流れになります。
①よく水を飲んでおく(発汗促進&脱水症予防)
②湯船に一分ほど浸かって体を温める(発汗促進)
③体を拭いてサウナに入り、温まり汗が出るまで待つ
④塩を乗せるようにまぶし、塩と汗がなじむのを待つ(ここで、絶対に擦ってはいけない。擦り込んでも塩自体には何の効果も無く、肌を傷つける原因になります)
⑤汗と塩が馴染んだら、全身を優しく撫で、マッサージしながら低濃度の塩水を毛穴に染み込ませる
⑥更に汗が出て、肌がつるつるになったら退室し、シャワーで塩を落とす
⑦水風呂に入るか冷水のシャワーを浴びて毛穴を引き締める
注意して欲しいのが、塩サウナでデトックスが済んでいるので、塩サウナ後にシャンプーやボディーソープを使わないこと。せっかく綺麗にした毛穴が汚れてしまいます。
正しく塩サウナを利用して、最大限の効果を得ましょう。
参考:http://zakkurisauna.hateblo.jp/entry/2018/09/26/195923

屋外にはリクライニングシート二つと椅子七つが設置されているので、サウナで汗をかいた後はここでゆっくり休憩するのも良いでしょう。
食事処・休憩所はちょっと残念な印象
休憩所はありますが、かなり狭く座席数が少ない印象です。休日などは混みあって座るところが無いんじゃないでしょうか。残念。
女性専用エリアも用意されていました。
ちなみにWi-Fiがあったり、雑誌は多少用意されていますが、漫画などは置かれておらず、長居するには物足りない印象を持ちました。
全体的に狭くて、一日ゆっくりしたい、癒されたい、という方には不向きです。
入ってすぐのところに食事処もあるのですが、味はイマイチ。あと、お食事処が前面にあるのって埃が立ちそうであまり好きじゃないんですよね…。
好きなテーブルを自分で確保し、メニューを見て料理を決めて、カウンターへ行き注文するという流れ。
注文した時に呼び出し機を渡されて、呼び出されたら取りに行くいわゆるセルフ式。
スダチおろしうどんを頼んだのですがこれは外れだったみたいです。ショーウィンドウと違いすぎてちょっとびっくり。おすすめはカレーうどんらしいのでそっちにすれば良かったかな。

スタッフのおばさんの愛想は良かったので今後のクオリティアップに期待したいところ。
値段自体はそこまで高くは無かったので、まあ値段相応なのかな。
しかし、最後に朗報です!〆の一杯、コーヒー牛乳(メイトー)が、なんと120円!最安値につき好感触!これは良いですね、少しテンション上がりました。

口コミ
他の方々はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
→中学生以上のみの入場とはいえうるさい時はうるさいみたい。
お湯は満足のゆくものでしたので、また改めて来たいと思います。
→やはり休日などの混雑時はかなり覚悟を決めて行かないといけない様子。
→やはり、休憩室と湯船の狭さが課題のようですね。

まとめ
近辺はかなりの温泉激戦区。様々な温泉施設が点在している中で、やはりもう一押し突出した何かが必要なところでしょうか。
特に土日や夜はやはり混雑するみたいなので、もう少し休める場所があれば良いなとは思いますね。
後はもう少し食事のクオリティは上げて欲しいところ。現状値段相応とは言い難いかな。セルフサービスにしてコストを下げている分、ぜひ味で還元してほしいところ。
総合的には少し高級な銭湯、という雰囲気で”まあ、悪くはないかな”という感じのお湯でした。


店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 溝口温泉 喜楽里
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒213-0022
神奈川県川崎市高津区千年1068-1
- 電話番号
- 044-741-4126
- 営業時間
- 9:00~24:00
- 定休日
- 不定休
- 平日大人料金
- 820円
- 休日大人料金
- 990円
- 料金メモ
- 岩盤浴410円(岩盤浴着・大判タオル含む)。平日限定ナイトサービス(22時から)入館料720円、岩盤浴210円。詳しくは公式サイトにて確認ください
- 【お店から】
- 大人のくつろぎ空間
本格日帰り天然温泉
- 訪問履歴
-
1回目 2017/06/30
【現地レポ】溝の口 溝口温泉 喜楽里(きらり)|平日870円 多少の年季を感じるがこの風情はおすすめ。清潔感もあり平日料金も安め。川崎激戦区の老舗。休1030夜770
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