コロナで世間は騒いでいるところで、お風呂は大丈夫なのかと噂は絶えません。
私も行くのを躊躇していたのですが、それでも温泉のない生活には耐えられない!ノー温泉ノーライフ!
ということで、日曜日の夜にそっと、本格的な鉄釜温泉のある、埼玉・戸田の彩香の湯へと行って参りました。
ここはHPの写真と実物との落差が激しいので注意されたし。
最近HPをリニューアルするところが多いのですが、あまりの落差があるのはどうかと思います。
綱島のリブールや法典も落差がひどい。
都心からは少し離れているので、ドライブがてら行く日帰り温泉のコンパクト版、というようなイメージですね。
無料の駐車場も200台分用意されているのも嬉しいポイントです。
電車でアクセスする場合は、戸田公園駅、高島平駅から無料の送迎バスが1時間に約1本用意されています。
江戸時代には御鷹場として栄え、荒川の「戸田の渡し」は全国的にも有名である。平成の大合併の際は川口市との合併が検討されたが、生活圏が異なり(生活圏はさいたま市寄り)、人口の増加を勘案すると単独で20万人(中核市指定要件)に到達することも可能であることから、当分単独都市のままでいることが決まった。かつて浦和市(現さいたま市)との合併構想もあり、市北部の一部が浦和市に編入している。
参考:Wikipedia
Contents
綺麗で好印象、ただしすべて現金払い
施設が出来てから年数がある程度経っているため、全体的に古さがあるものの、綺麗にしてある印象を受けます。
全体的な綺麗さで言えば和光の極楽湯より上です。
七福とスパ ロイヤル川口に囲まれた激戦区にあるこの温泉。
雨が降っているから、混んでいないかな?コロナもあるから、と思いましたが、人生は甘くない。
意外や意外、駐車場はほぼ満車。
満車…混んでいるのか?今人混みに行くのはまずいよな~、と思いつつ、2Fのフロントへ足を運びます。
下駄箱で100円が必要になったり、館内の自販機等の支払が現金に限られている点はマイナスポイント。
彩香の湯、割と好きなんですが、いまいち気に入らないのがここ。
下駄箱が100円式で、更に鍵をフロントに預ける。
ていうか、預けるなら100円式の意味無いんじゃないですか?
フロントも入場料だけ前払い。しかも今時キャッシュレスに対応しておらず、現金のみの取り扱い。
鍵預ける+入場料前払いは、館内での飲食が後払いになるので、入場と退場の人がごっちゃになってフロントが混みます。
現金払いだけなら尚のこと。メリットが見つかりません。
値段も1100円と高いのに。
全体的にスペース自体が広いので、都内の狭い温泉ほどは混んでいるという印象は受けませんでした。
混んでいる温泉が苦手な方におススメなのが深夜枠での利用!遅く入れば誰もいないので、ほぼ貸切状態でお湯に浸かれます。
夜のドライブがてらに行くことを推奨します。
満足できる内容の内風呂
さて、肝心のお湯へ行く前の道で、何やら色々とお土産が売られています。
埼玉の名産?ネギみそせんべいが美味しそうでしたが、こんなローカルなお風呂で誰が買うんだろう…。
まず、脱衣所ですが、少し狭いので混雑していると大変そうですね。
受付で下駄箱の鍵と引き換えに指定されたロッカーの鍵を渡されるので、そこが混雑していたら…やはりある程度人波が引いていないと少し不便を感じそうな造りです。
ロッカー自体も小さめで、冬服だとギリギリ入るくらいしかありません。
最近は各所でリニューアルばかりなので、こうやってあまり変わらないところに来ると安心するのは自分だけでしょうか?(笑)
氷サービスがあるとは書いたことがありますが、脱衣所でも配っていました。
取り敢えず貰ってみる。だからなんてことは特に無いものですが、こういうそれぞれのアイデア・サービスは、お風呂の姿勢が表れていて好きだな、と思います。
お風呂の扉が自動ドアだったことには驚きました。こんな湿気たところで、と思いましたが、結構開け閉め適当な人もいるので、良いよね。
さあ、いざ入湯!
大きさは大きくもなく、小さくもなく、と言ったところでしょうか。
檜湯、白湯、リラクゼーションバスにジェットバス、露天には源泉岩風呂、5尺金属釜を使用した生源泉湯、そして薬蒸湯など、基本的な種類のお湯は揃っています。
お風呂自体はやっぱり空いています。コロナの影響だろうな。
まずはぬるめの炭酸泉から。ヒノキごしらえの浅めの湯船で心地よいです。
しっかりと体に気泡がつくタイプで、15分くらいで上がるのが効果的。
土日はかなり混みそうですが平日の深夜に利用したのでゆっくり出来ました。
深すぎず、浅すぎずって大事ですよね。湯船に浸かっている時の姿勢一つで疲れてしまったりもしますし。
温度も丁度よくて、個人的にはここの炭酸泉はかなりお気に入り。しかも天然温泉。
ちょっと温まったら、次はここ。薬蒸湯。
実はここ、穴場でお気に入り。どうも、サウナ部屋だと思ってそもそも入ってこない人が居るらしい。いつも空いています。今日は特に空いていますね。
というのも、ミストサウナと湯船を掛け合わせたようなお風呂で、八畳くらいの部屋に湯船と腰掛があり、部屋の中も蒸気が大量。
湯船も40℃くらいの丁度良い暑さで、ミストと両方味わえるこのコンパクトさがお気に入りです。
この中で出たり入ったりする常連さんもちらほらいて、何となくエンパシーを感じます。
ジェットバスでは強めのジェットが用意されていて、かなり強力なジェットを味わうことが出来ます。
かなり刺激が強いので普通のジェットでは物足りないと感じている方にはお勧めです。
洗い場は少し狭めです。シャワーの水圧も弱めで、ケチっているのかな?という印象を受けました。
ただ、スタッフさんが細めに浴室を見回りに来て、清潔にしている様子が見受けられたのは好印象ですね。
全体的に彩香の湯は綺麗にされていて清潔感があります。その点はとても高評価です。
大人気鉄釜風呂は、10分限定で独り占め!
露天をぐるり、巡ってみよう。
ここで大切なのは、何と言っても、名物 生源泉湯鉄釜風呂。
直径150センチくらいのお風呂を、一人で入る仕組みなのですが、10分で交代という時間制限があります。
大人気で常に人が入っているので、ちらちら眺めつつ、隙があれば向かうようにしなければなりません。
そのチラ見を露天の人たち全員がやっているのが、これまた面白い。
ただ、このお湯はなかなか格別です。つぼ湯と違って、その大きさもさることながら、お湯も源泉で加温加水一切無し。
他の所より一段高くなっていて、露天を眺める玉座の位置にあります。
鉄釜の錆び具合も良い感じで、何より途中から人が入ってこないというのが良いです。
逆に、残念なのは寝湯です。水深が3センチほどしかなくて、この真冬には耐えられません。
サウナなどでかなり温まって、体の内部を温めてから、水風呂で表面だけ冷やすあのマジックを使用しないと滞在が出来ません。(百草の記事で詳しく書いたので、興味のある方はそちらをご参照ください)
やはり、スパジャポか鶴ヶ峰のように、20~25センチは欲しい所ですね。
反対側にはもう少し深い岩風呂があって、そこでも体が伸ばせるようになっているのですが、ちょっと熱い…。
背もたれは丁度よい具合で、体を預けつつ頭上を見上げると綺麗な月が。
普段は眺めない月をぼんやりと眺めて一息。これまた極楽極楽。
サウナ利用のすゝめ
さて、サウナはというと、例によってTVがガンガンかかっていました。
TVがかかっていると、TVのボリュームに負けじと喋ることになるので、部屋で喋っている人たちの声も自然と大きくなる。これまたうるさい。
静かに入りたいのに…。
サウナは高温サウナで、間接室があるので温度は一定。最上段はかなりの熱量です。
最近は5分と経たずに、ちょい熱くらいで退室します。
初めの二回は水風呂に入らずに、外気浴で冷やしてから三回目へ。
真冬ということもあり、外気浴をするにもベンチには長く座れません。
そこでおススメなのが、室内の座湯です。ここの座湯は湯量が少ないので座って体を冷ますのに適しています。
三回目の入室をするのですが、おススメが、手ぬぐいを濡らして絞って、入ったら即顔全体に巻き付けること。
水が垂れるのはマナー違反ですが、サウナでキツイのはその熱量が顔に来ることです。
顔は神経細胞その他の痛点が他の部位にくらべて5~10倍もあるので、ここが最初にギブアップの信号を出してしまうのです。
なので、裏を返せばここをカバーしてあげれば長く居ることが出来るわけです。
おススメです、ぜひ試してみてください。
とは言え、ミイラのようにタオルを顔に巻き付けている様子は他の人の目にはどう映っているのだろう…と時折気になります(笑)
この冷水絞りの手ぬぐいが熱くなる頃が退出の目安と心得ています。
三回目のサウナを出て、いざ水風呂へ。18~20度ほどの、みんなが入りやすい温度設定。
水流も無いので入りやすく、水深もあり、まずまずと言ったところでしょうか。
個人的には蘭々のようにトルネード水流のある水風呂ももちろん好物ではあります。
水風呂から出て、また座湯でのんびりとしていると、氷サービスに遭遇。一つ貰ってぼうっとしていると…
予定外にも、整ってしまったぁ~…。
個人的にはあの感覚はあまり好きでは無いので、ギリギリのところでやめるのを自分のスタイルにしていたのですが、まったく不意を突かれました。
時間にして20分くらいでしょうか、動けなくなってしまいました。
しかし、これが気持ちいいんですよね。負けた、妙にスッキリする。
ただ、この20分が大きくて、というのももう閉店時間になってしまいました。
0時閉店は早いよ!七福だってロイヤルだってもうちょっとやってるじゃん!
もうちょっとゆっくりお風呂、味わいたかったのに!
家族連れの時間を避けて、ご飯を食べてお風呂に入るとなると、0時だとギリギリです。
もうちょっと伸ばしてください!せめてあと30分でも!!!
しょうがない、出ますか。
アメニティは、男風呂は貧弱だ。しかもドライヤーも3~4個しかない。
さすがに少ないなあ、という感想を持つ。
しかし、女風呂の方は乳液・化粧水など、色々完備とのこと。なんだい、その落差は、と思ってしまう。
充実した休憩処でゆったり休憩!
お食事処はガラガラ。ちょっと時間をずらしたからかな。
ただ、おしぼりなど、手ぬぐいがない。よくある携帯おしぼりみたいなやつもないんだって。
カツ丼は美味しいです。この時間にこのカロリー…かなり罪悪感がありますが、深夜に食べるカロリー、美味しいですよね。無性に。
お蕎麦はイマイチ。もちもちしているお蕎麦ではありますが、蕎麦湯も無いのでここは減点。
カマンベールを揚げたものも、メニューで推していたので注文したのですが、それほどでもない。
やみつきキャベツが当たり!マジうまし!
ごま油と塩昆布をあえただけなのに、どうしてこんなに美味しいんですかね?
写真が美味しそうに撮れず、申し訳ない!
メニューは普通~少し高め。まあ、温泉の中にあるお食事処はこんなものかな、というような感じ。種類もまずまず。
蕎麦やうどんは特に種類が多いわけでは無く、シンプルな品揃え。
ラーメン・どんぶりはそこそこの種類が用意されています。
私が食べたカツ丼の他に海鮮丼も用意されていました。
定食やセットメニューは少し値段が張りますが、こちらもかなりの種類の取り揃えがあります。
その他にパスタやピザも数は少ないですが数種類あるのと、おつまみも用意されていました。
その他に、揚げ物や焼き物・サラダ・甘味もバリエーション豊かに取り揃えられていました。
キッズメニューやお酒もこの通り。
だけど、おしぼりくらい出しましょうよ。セルフで置いてあったとしても取りますよ、それでも良いです。
このご時世、おしぼりが無いってあります?当節、最低限じゃないですか!?(怒)
さて、清算を済ませて外に出るとガストが目の前にありました。
これは良いのか悪いのか、最近の温泉のお食事処は高いので、食べて来てしまうのはアリかな、と思います。
これも一つのプランとして、と眺めてしまう。
今回は湯上りの冷たいデザートに利用。
このチョコレートサンデー399円(税抜き)がお気に入り。大きさ的にちょうどいい。
蘭々の湯でも近くにガストがあってこれを食べたなあ。
でも、ガストには消毒用のアルコールが無いことが判明。これはダメでしょ。
口コミ
他の利用者の方はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
近年、近隣には新しく温泉施設ができている中、料金は一般の場合、高めの設定です。サウナでは氷の配布があり、目新しかったです。
→氷配布サービスはオリジナリティがあって面白いですよね。
→やっぱり!ロッカーの鍵のシステム、変ですよね?現金払いオンリーというのも不便です。
まとめ
このお風呂の良い所って、このどことなく漂うローカル感だと思うんですよね。
ただ、これで1100円は高いでしょうと。
いくら鉄釜風呂のお湯が良いとはいえ、七福、ロイヤルときて、都心側にはさやの湯があるというこの立地で勝負になるのか不思議です。
値上げもしたみたいだし。割安のナイトプランも廃止されたみたいで、強気だ。
個人的には好きなところもあるのですが、特に人にすすめるとなるとさやの湯か、七福になってしまうかな…と。まあ、七福は食事があまり良くないところが欠点ですが。
また来るかも。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 天然戸田温泉 彩香の湯
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒335-0027
埼玉県戸田市氷川町1-1-23
- ホームページ
- http://www.saikanoyu.com
- 電話番号
- 048-433-2615
- 営業時間
- 10:00~24:00
- 定休日
- 年中無休
- 平日大人料金
- 1,100円
- 休日大人料金
- 1,100
- 料金メモ
- 【お店から】
- 都心からすぐの天然温泉
都会の喧騒を忘れて露天風呂でくつろぎの一時を…
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