富士山がみえる露天を有する温泉。国立(くにたち)温泉湯楽の里。幕張と横須賀で景色を売り物にするのがうまい湯楽の里。今回はかの富士山を借景にもってきた、その仕上がり具合は如何に?いざレッツ入湯!
湯楽の里、喜楽里を運営しているサンフジ企画グループのスパサンフジは、もともと極楽湯とFC契約を結び、その一店舗目は極楽湯の名前でオープンさせていた。その後、その時のノウハウをもとに自分たちでFCを作って発展させていったという、合法ではあるが熾烈な裏側がある。FC契約終了後は、一店舗目の極楽湯も湯楽の里チェーンに編入されている。
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地元民でないとなかなか面倒な立地
この温泉、いつ行こうか、と何度も考えていましたが、思い立ってすぐに行けないのはその遠さ故です。
都心から車で30分~40分。確かに行ける距離ではあるのですが、思い立ってぱっと行ける距離ではないという何とも言えない微妙なライン…。近隣駅からバスでも行けるのですが、如何せん本数が少ないというのもマイナスポイント。
駐車料金が無料なことを踏まえると、車で行くほうが良いのでしょう。
施設が大きいと看板も大きくなるのか、目立つ大きな看板を目印に到着。
車で行く際に注意すべきなのが、車を停める階数。実は入口が二階となるため、上り下りが発生しない屋上に停めるのがおすすめ。
夏の暑い時期になり、日陰に停めたい場合は一階に停めるのもあり。
ちなみに、フレスポ国立南という商業施設(?)と併設しています。そっちにはスーパーやホームセンターがあるようで、近所に住んでいる人ならついでに買い物もできるというメリットもあり非常に良い施設なのでは無いかと思います。
清潔さよし、接客よし、エントランスは好印象
さて、いよいよ中に潜入。
エントランスは綺麗で、洒落た雰囲気。清潔感もあります。店員の接客は元気で明るく、わかりやすく言うと「いい」感じの接客。
清掃やメンテナンス、従業員指導も含めてしっかりとしているのだなと好印象。
中はワンフロアになっており、あまり歩き回らずに済みます。高低差も無いので高齢者の方も行きやすいのではないでしょうか。無駄に疲れたり迷ったりしなくて済むのはありがたいですね。
ちなみに中での会計はリストバンド式。小銭を持ち歩かなくていいのもいいですね!
余談ですが、ここの廊下が結構好きです。だんだん、入るんだぞーって、雰囲気がしてきて(笑)
この廊下の突き当りがお風呂場になります。ここまで良い雰囲気なので期待も高まります。さて、中はどうなっているのでしょうか?
特に良いわけでは無いがバランスの取れたお湯
それではレッツ入湯。
源泉かけ流しは、露天風呂のみ。他の炭酸泉や、寝ころびの湯などは人工泉だそうです。今回は施設のおすすめかつ、お目当ての露天風呂へと向かいます。
薄コーヒー色、古代油系でスモーキーな香りの温泉。都内の源泉かけ流しの温泉でよく見る泉質です。富士山が見えるって言っても、今回は行ったのは夜なので仕方ない事ではありますが何も見えません。
しかし、露天でありがちな周囲の高い壁が無くて、開放的でとっても新鮮!思わず夜空を見上げて深呼吸、ふぅ~~。
昼間になったらこの開けた大きな青空と、富士山や西東京の山々が見渡せる、ということを想像するとかなりテンションが上がりますね。
遠いけど、でもイイ!
エントランスや施設の雰囲気からしてお湯にも期待が膨らみますが、全体的にお風呂はそこまでという程では無いです。でも、満足するレベル。
もうちょっとゆったりしていればレジェンドなんですが、土地とスペースがあるわりに、風呂がちょっとせせこましいのが難点。
露天風呂も施設でおすすめしている割には、6,7人入ったらいっぱいになってしまいそうなサイズ。シャワースペースもちょっと狭く感じるようなサイズ感で、ドライヤーのスペースも狭すぎ!
さらに少しシャワーの水圧が弱め。水圧が強いのが好みという人には辛い感じです。
でも、炭酸風呂は今まで入った中で一番大きいですね。ゆっくり浸かるとかなり温まるし、凝りもほぐれます。
さて、ここで閑話休題。炭酸泉は1分半くらいで、半身浴と全身欲を交互に行うと一番効果が出るのでぜひ試してみて欲しいです。
しかし、この大きな炭酸泉も休日の人が多い時間になったらどうなるか…という懸念はあります。大きい上に炭酸という泉質故か人気なので、埋まりやすいと想像がつきますね。
サウナは2種類で高温と塩。塩の方が人気がありそうです。
他にはジェットバスや、先ほど少し触れた寝ころびの湯などがあります。この寝ころびの湯がなかなかに良いです。湯量や温度、枕の量、いろいろな点でかなり高評価。体全体が湯に浸かる形になるので、冬でも寒くならなそうなのも高ポイント。
かなりリラックスできるようで、実際ぐっすり眠っている人も何人か。ここも土日は取り合いになりそう。
お風呂はぬるいものもありますが、全体的に熱めの設定。露天は源泉かけ流しだからなのか、特に熱めでした。のんびりじっくり入るのには適さなそうですが、露天というのを加味すると結構いい湯加減かもしれません。
快適なお休み処でゆっくりくつろげる
お休み処は意外にもしっかりしていて、good!ゆったりとしたリクライニングチェア(フルフラットもあり)に、かなりサクサク動くWi-Fi、USB電源でスマホの充電も出来て、漫画や雑誌も読み放題。女性用スペースもあります。
それぞれのチェアが半個室のように快適で、TVモニターもそれぞれについていました。
時間制限もないので、一日のんびりできるくらいの設備の良さ。評価が高い理由はこういうところもあるのかも。
あと近くに大学が多いという土地柄のせいか、休日は家族連れだけでなく大学生も多いとのこと。確かに学生からしたらかなり嬉しい設備ばかりかもしれません。
ゲームコーナーやマッサージチェア、マッサージ処もあります。まあ、普通のスーパー銭湯にありそうな施設は普通にあるなあというところ。
お食事処は値段が高めで量が少なめ
〆のコーヒー牛乳は130円と高めの値段設定。ヨーグルトは、200円。量少なっ!という感じでビックリしました。お高いけど美味しい。
ちなみに食事処も「高くてまあまあだけど量は少なめ」という感じ。種類はそこそこ取り揃えがあり、季節ものも用意されています。
ここは全体的にレジャー価格なのかも?
口コミ
他の方々はどう感じているのか、調べてみました。
まとめ
接客は「よい」感じでしたし、やはりここは都内屈指の露天の開放感を味わえるのがポイントが高かったです。
サービスの割りに少し値段もお高いかなと思いますし、遠いのが難点なのですが、都内ではなかなかない泉質に眺望というプラスポイントが勝ってもう一回、行ってもいいかなあと思えるところです。
ただ、土日は家族連れや学生グループでかなり混雑する上に騒がしくなるため、平日にのんびり来るのが吉かなと。
平日は24時最終受付で25時までやっているので、夜のひとっ風呂にも良い施設だと思いました。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 国立温泉 湯楽の里
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒〒186-0011
東京都国立市谷保3143−1
- 電話番号
- 042-580-1726
- 営業時間
- 9:00~25:00 最終受付 24:00
- 定休日
- なし
- 平日大人料金
- 820円
- 休日大人料金
- 930円
- 料金メモ
- カード入館回数券(10回分)※要メンバーズカード登録7,700円。詳しくは公式サイトにて確認ください
- 【お店から】
- 東京都国立市の天然温泉施設「国立温泉 湯楽(ゆら)の里」。天然温泉の露天風呂やバリエーション豊富な屋内風呂を初め、美容施設やお食事処、お休み処など、ご家族からお一人様まで、一日を通して大変楽しめる施設となっております。
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