埼玉県最大の都市、大宮。
徒歩圏内では無いものの、駅からアクセス可能な温浴施設がいくつもある。
そんな大宮エリアで、加水なしの天然温泉と温泉街の風情が両方楽しめる
野天湯元・湯快爽快 湯けむり横丁 おおみや
をレポートします!
SPA HERBSやおふろcafe utataneなど、若者向けの競合施設が立ちはだかるこのエリアの覇者となれるのか!
Contents
湯快爽快グループとは
「下駄履きで出かけられる湯治場」をコンセプトに、
「野天湯元」「湯けむり横丁」の2つの業態で温浴施設を運営している。
「野天湯元」は野天岩風呂で、源泉掛け流しの温泉が楽しめる。
「湯けむり横丁」は昔懐かしい温泉街を再現した施設となっている。
その中でも「みさと」と今回訪れた「おおみや」は両方の特徴を併せた施設である。
ちなみに総本家の一号店茅ヶ崎や姉妹店のたや、くりひらのレビューも参考にしてもらえれば幸いである。
大宮駅からは無料送迎バスを使おう
電車でのアクセス
最寄り駅は大宮駅となるが、徒歩では約40分とアクセスが悪い。
大宮駅西口近く、一時間に1本出ている無料送迎バスを使おう。(毎時0分出発)
停車位置にバス停のようなものはないので、ギラギラしているパチンコ店を目印に待機。(ちょっと待ちづらい・・・)
バスに揺られ、15分ほどで到着。
車でのアクセス
車でのアクセスは、新大宮バイパス沿いで良好。
駐車場は時間無制限・無料。
平面駐車場で、収容台数は180台と混雑時も問題なく利用できそう。
タオル無し土日1,000円超えの強気価格。
到着後、入口の料金表を確認。
料金は平日850円、土休日1,050円とこのエリアでは高くも安くもない印象。
また、平日のみ2時間コースが700円で設定されている。
料金表からも、「湯治」のコンセプトを前面に押し出しているのがわかる。
湯治(とうじ)とは、温泉地に長期間(少なくとも一週間以上)滞留して特定の疾病の温泉療養を行う行為である。
日帰りや数泊で疲労回復の目的や物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来区別すべきである。(Wikipediaより)
病気を患っているわけではないけど、いつか死ぬほど休みをとって湯治旅行をしてみたいなあ。
料金表もチェックしたところで、石段を上がり、館内へ!
館内は一括清算。館内着は借りるな!
下足ロッカーはかなりの数があり、嬉しいノーコイン式。
また、この施設ではバーコード式リストバンドが導入されており、
館内で小銭を使わずに済むような設備となっている。
受付へ進み、入館手続きへ。
フロントの従業員は快活で、初めて来館の旨伝えたところ快く館内の案内をしてくれた。
仕事で疲れている時にもちょうど良いトーン。
タオルとフェイスタオルを両方借りると250円
館内着は400円(タオルとセットで550円)
フルセットで借りると結構するな・・・
この館内着、価格と水色の作務衣のデザインが悪いのか、
周りの誰も着ていなかった。
うっかり借りてしまうと、とてつもなくアウェイに感じるので注意。
むしろここでは作務衣が無課金アバター。初心者感が半端なかった。
常連の方々の視線が痛かった・・・
(ジャージ等の楽な服装で過ごすのが正解のよう。)
食堂・ロビーを抜けて、階段を上がり大浴場へ向かう。
脱衣ロッカーも下足箱と同じくノーコイン式。
ロッカーは小さめが4段、縦長タイプは2段(ハンガーあり)。
脱衣所では従業員の方が定期的に清掃しており、挨拶もしっかりされていて好印象。
十分に水分補給をし、いざ入湯!
内湯はおまけ程度?低温サウナが意外とキマる。
浴室へ入場。最初に出会うのは、白湯ではなく
水風呂。
水風呂が浴場のど真ん中にあるので、気になる人は気になるかも。
カランの数は20くらい。シャワーは時限式ではなく水圧も程よい。
シャンプー・コンディショナー共にノンシリコンタイプと、
アメニティにも気を使っている。
手ぶらで行ったスーパー銭湯に置いてあるのが、
見るからに安そうなリンスインシャンプーだった時って
Lv2くらいの絶望じゃないですか。
その点、早速希望を灯してくれた。
身体を清めたらお風呂へ!まずは内湯から。
内湯の内容は、
白湯、寝湯、電気風呂、スーパーエステ、座り湯。
第一印象は、
風呂ちっちゃ!!
外観はこんな感じ。
HPの写真撮影うっま。
光の加減も相まって、この内湯を最大限魅力的に映している。素晴らしい。
写真では分かりにくいが、最も広い白湯でも3人程のキャパシティ。
その他にも電気風呂は1席、寝湯は3席と全体的にこぢんまりとした印象を受けた。
ただ、外へ通じる窓が開放状態なので半露天で内湯を楽しめる点が良かった。
半露天×ジェットバスの組み合わせは中々ないので、水流好き(?)にはオススメ。
普段あまりジェットバスの類には長居しないが、居心地良くて体がかゆくなった。
身体を温めたらサウナへGO!
サウナは低温・高温の2室あり、どちらもテレビ付きでスペースは広めとなっている。
テレビの音量は大きすぎず程よい。
(公式HPに掲載されている高温サウナの写真は実物と異なる。広さは同じ。)
特に低温サウナが良かった。
ゴォォォォ
室温は75℃程だが、湿度が高く、体感温度が高い。
ゴォォォォ
サウナは専ら高温が好きだが、つい低温を3セットキメてしまった。
体質差もあると思うが、筆者は入って1分ほどで汗ばんできた。
身体への負担を抑えつつ、しっかり汗を出せるのでオススメ。
ゴォォォォ
・・・低温サウナ内はこのボイラの音が大きいので、
静かに過ごしたい人には気になるかも。
水風呂は17℃程度で丁度良い感じ。
先述した配置の関係上、掛け水の際は後ろを通る人にかからないよう注意しよう。
そう言えば、まだコンセプトの「湯治」っぽい事をしていない。
露天に集約されているのだろうか。外気浴を兼ねて、露天風呂へ!
天然温泉は塩素臭…演出は最高です。
天然温泉の岩風呂を中心に、露天は解放感がある。
休憩スペースは椅子が5脚と決して多くはないが、ぬるめのお風呂が多くクールダウンは可能。
露天風呂の構成としては、
天然温泉:ぬる湯、熱湯、庵(いおり)湯、うたた寝之湯™
と
高濃度炭酸泉
となっている。
天然温泉は低張性弱アルカリ性低温泉の「さいたま三橋温泉」で加水なし、加温あり。
低張性弱アルカリ性低温泉(ナトリウム-塩化物泉)とは
食塩系の塩化物泉は汗の蒸発をふせぐ効果があるので、湯ざめしにくいという特徴をもつ。
さらに殺菌効果があるので、外傷治癒にも利用される。
塩分が主成分なので飲泉すると塩からく、濃度が高い場合は苦く感じる。塩化物泉と分類されるものの中には、モール泉も存在している。
効能:一般的適応症のほか、切り傷、やけど、慢性皮膚病、
慢性婦人病、虚弱児童。
実際に入浴した感想は、温泉の色が薄く、塩素の匂いが強いのが気になった。
湯治というと、強酸性温泉(草津や酸ヶ湯)が多いイメージなので、泉質の点では湯治感はないかも・・・
温泉はそれぞれ温度が違うので、サウナ後・湯上り前・長湯など
体調やシーンに合わせて楽しめる点は良かった。
お、薄暗くて良い感じ!
露天奥にある庵湯は、木造の室内に大きなヒノキの浴槽で湯治場の雰囲気がかなり出ていた。
シャワーは無いほうが雰囲気出ると思ったが、よく考えたら湯治場では身体も洗う。
少数のシャワーがあった方がリアルなのかも。
温泉の塩素のせいか、成分が揮発しなくなったのか、
ヒノキの香りがほぼなかった点は改善を期待したい。
炭酸泉は広く、15人程は入れる。
炭酸泉によく設置してある、
「古くからヨーロッパでは心臓の湯と呼ばれ・・・」とか
「アストリンゼント効果で弱酸性の化粧水風呂・・・」っていう読み物が結構好きです。
10分程度の入浴で炭酸泉の効能が期待できるが、
ここでは露天に配置されている為、長湯が苦手な人にも利用しやすい。
ただ一点、上の写真の左上辺りに鳥よけであろう、
カラスの風船が吊るされている点がとても気になった。
それが妙にリアルで、視力の悪い人が初見でびっくりするんじゃないだろうか。
お次は寝湯へ!
™ぞ。
これは気持ち良い、myz的にもオールOK。
これも温泉です。温度も39℃と、ぬるすぎない。
仕切りがあって隣が見えないのも良い。
ウトウトしてふと隣を見たときには、出すとこ出して たわわになった おじさんの裸体。
そんなHOT LIMITを回避する絶対的防御がここにある。
価格はやや高めの食事処。名物料理が無い…
受付から浴場に向かうのに必ず食事処を通る為、話声や足音が気になって落ち着かない雰囲気ではある。
外観はこんな感じ。
はい、すぐ「千と千尋っぽい」って言う。
それっぽい所多すぎるだろ。
こういうのを見た時の新しい例えを考えておきます。
内装に統一感はあるが、色遣いや食事メニューに「湯けむり横丁」を銘打つほどの賑やかさはなく、中途半端な印象を受けた。
メニューは和・洋・中の凡庸なメニューで、地域の名物等目を引く料理はない。
さいたま近辺ならば、武蔵野うどんや大宮ナポリタンなど、一応名物メニューはあるのだが・・・よく言えば万人受けするメニュー構成ともいえる。
価格も決して安くはなく、1,000円を超えるメニューも多い。
今回は黒豚のカツ丼(会員940円 一般1,020円)を注文。
うん、普通に美味しい。濃い目の味付けでご飯が進む。
ただ、お肉のジューシーさの裏返しでもあるのだが、脂身が多く、少し胃がもたれた。
寝転べる畳スペース、メディカルな香りの休憩処
1階の休憩処はリクライニングソファ
リクライニングソファーが30台ほど、
テレビやスピーカーはついていないシンプルなタイプ。
ブランケットはなく、マンガは小さめの本棚が2つ。
あと、気になるのがこのエリア、なぜか病院のような香りがする。
と思ったら、隣接の体操教室「すこやか倶楽部」との連絡通路になっているようだ。
また館内では、wi-fiが完備されているが、充電スペースはない。
本格的な長居を想定していない印象を受けた。
2階には畳の休憩処
手もみマッサージの受付をスルーして、初見では見逃してしまいそうな配置だが、
畳で雑魚寝ができるような休憩所もある。
静かな分、1Fの食事処の音や家族連れの話声が聞こえてしまうので、
完全にくつろぐのは難しいかも。
google口コミ:以前は足湯があった?やっぱり料金割高。
埼玉、神奈川、千葉などで場所により異なる泉質の系列の温泉があり、待合せのスペースが昔ながらの温泉地の町並みを再現して雰囲気は抜群、価格も安くて良いです。お風呂の種類も多数あり、これまた楽しめました。
ここが良いのは、風呂上りに待合せで体が冷え無い様に待合せスペースに足湯を完備。
料理も安くてお手ごろで美味い。
杏仁豆腐に至っては本格派でした。会員になれば各店舗で同様の割引もあり、意外に使い勝手が良いと思います。オススメです
→リニューアル以前は足湯があったみたい。
やっぱり2時間コースがあるくらいなので、混雑しないように客の回転を上げたかったのか。
奇しくも昨今の「新しい生活様式」においてはこのリニューアルは正解なのかも。
デザートはノーマークだった!
確かにサンプルのアップルパイとかめっちゃ美味しそうだな。リベンジしにいく!
会員になると(300円かかりますが)食事が安くなったりするので、家族で行くなら、会員になった方が得かも。入浴料が少々お高めなので、☆3つです。
→やっぱり入館料・タオル館内着・食事を総合すると、割高感は否めない、という印象。
もう少し価格が安ければ・・・
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まとめ:雰囲気〇、普段使いも出来てまさに湯治。
おしゃれ系スーパー銭湯が多い大宮エリアで、気軽に湯治の雰囲気が味わえる施設。
温泉については、せっかくの天然温泉が塩素の匂いで霞んでしまっている印象。
庵湯の風情や広々とした炭酸泉をゆったりと楽しもう。(カラスは見ないこと)
あと、館内着のデザインがもう少し格好良かったら・・・
もしくは受付の段階で、どんな感じか見せてくれたら嬉しいです(笑)
岩盤浴がなく、休憩スペースはあるがそこまで充実していない。
1日ガッツリ長居というよりは、サクッと利用するのが最適ではないだろうか。
平日はタオル等持参すれば、2時間700円で利用できるのでオススメです!
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 野天湯元・湯快爽快『湯けむり横丁』おおみや
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒331-0052
埼玉県さいたま市西区三橋5-1010
- 電話番号
- 048-620-1126
- 営業時間
- 朝10:00~深夜1:00
- 定休日
- 年中無休
- 平日大人料金
- 850円
- 休日大人料金
- 1,050円
- 料金メモ
- 深夜料金(22時以降) 700円
- 【お店から】
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