稲毛の温泉の1つ、あの極楽湯グループの千葉稲毛店。街道筋のパチンコ屋さんにかこまれて、いきなり和風な雰囲気をかもしています。平屋作りに期待が高まり、さぁいってみましょう。
極楽湯といえば、は全国有数の温泉チェーン。
極楽湯チェーンは、いくつかの店舗を訪れてみれば解りますが、凄い店舗はかなり凄い代わりに、えー!と思わず言ってしまいたくなるような、いわゆるハズレ店舗もあります。
つまり、レベルが一定でありません。
極楽湯だから大丈夫!ということはなくて、入ってみないとわからないのが玉にキズ。
さて、ここはどうでしょうか?期待を込めて早速入口へ!
Contents
エントランスは複合施設の中に合っても目を惹く造り
先のような事情もあり、私のような蘭々に締め出された客も流れているだろうと、その混雑ぶりにかなりの覚悟を持って臨みました。
カラオケなどの他の店舗・施設と混合の駐車場ですが、大晦日だというのにかなり混んでいます。
この複合施設の中にあって、かなり異質な空間を形作っているのが、極楽湯 千葉稲毛店。
平屋つくりの建物で純和風なエントランス。玄関先はなかなかの気合の入り方。
和光店のようなことはありませんように、と内心恐れていた部分があったのですが、ちょっと安心してきました。
入り口の通路をカーブさせる造りは無駄と言えば無駄ですが、個人的には雰囲気があって好きです。
入ってすぐのところに産地直送販売がある!野菜がどっさりおいてあります。
おおー、安い!あれ、バナナって千葉で取れるんだっけ?と思いましたが、そこはまあご愛嬌。
地元感があっていいですね、これ。
受付で颯爽と極楽湯会員フロカカードを提示すると、
えっ、会員制度が終了だって!?ガーン!
入会金は?戻ってこない!入会金を取っておいて、会員制度廃止して、入会金も戻さない!
まだ、更新期限の残っているものもあったのに。すっかり極楽湯が大嫌いになりました。
と、思ったのですが、鶴見店に行った時に会員カードが二種類存在していて、「緑の会員カード」と言われている方が廃止になっただけで、このピンクのフロカカードに関しては現在も使えるそうです。
危うくこっちも捨てるところだった…、こういう仕様変更に関しては全グループで徹底してもらいたいと思いました。
お食事処は良くもなく、悪くもなく…
受付の通路は売店を兼ねているようで、何だかよくわからないものが売られています。
何だこれは…と横目で見ながら通り過ぎると、大きく開けたお食事処が早速目に入ってきました。
この、お風呂の前にお食事処がある造りを目にするとヤバいかも…と身構えてしまうのは習性かもしれませんね。
ただ、ここのお食事処は天井が高くて、客の人数の割には騒がしくない造りになっています。
このお食事処の天井の高さというのは存外に大事です。
天井が低いと無用に食事の匂いがこもるし、騒がしくなります。
早速ですが色々と頼んでみました。
お肉は結構美味しくて、そこそこという感じ。
対して蕎麦はと言うと、縁起物とはいえあまりおススメ出来ないレベル。
接客に関しては、カウンターの人の愛想が良くて好感が持てましたが、総合評価としてはここは街道筋なので他のファミレスに行った方が良いくらいのレベルでした。
狭すぎる脱衣所、いくら何でもこれは無いでしょ。
お食事は本旨では無いので、次は肝心のお風呂へと行きます。
お風呂に行くには、長い廊下を渡って行く必要があります。
このお風呂に行く時に長い廊下がある店が好きです。
世界がお風呂に一歩ずつ変わっていくような感じがして、気分が高揚します。
途中に寒椿が咲いていました。こう言った現場の演出もグッと惹かれるものがあります。
やっぱり雰囲気づくりというのも疎かにしてはいけないポイントですよね。
さぁ、気分も高まったところで暖簾をくぐって脱衣所へ…
って、狭~っ!!!!!!!!!!
脱衣所狭すぎ!大の男が両側でぶつかりながら脱衣をしています。
なので、その間は着替えることはおろか、通ることすら出来ません。
これはいくら何でも狭すぎだろうと。
ロッカーが100円式なのも面倒くさくてマイナスポイント。
まぁ、脱衣所なんて脱いでしまえば用は無いし、といつになく前向きになれるのも冬休みだからでしょうか。
広々とした露天がGOOD!
まぁ、風呂屋は風呂で勝負だよな、といざ入湯。
内風呂は水素風呂がメイン。千葉市内唯一の水素風呂がここにはあり、健康の増進・老化の抑制に良いと言われています。
ただ、ぬるくてよく人が出入りするからなのでしょうか、お湯が汚いです。見たくないようなものがお湯に交じっていました。
混むのがわかっている日はお湯の循環を早めにして欲しいです。
それで、休日料金は高いんです、というならわかるんですが。これは萎えた。
ここには電気風呂があるのですが、どうも幅が広くて、普通に座ると良い感じに浸かれません。
なので、お姫様抱っこ状態で直角に座るのが流行っているのかはわかりませんが、皆さん各々のスタイルで味わっていました。総じて、落ち着かないですが。
他にもジェットバスや替わり風呂がありました。替わり風呂は季節に合わせたイベントが行われているらしく、リンゴを浮かべるリンゴ風呂なんかもあったりするらしいです。
リンゴ湯というのは初めて聞きましたね…なかなか斬新です。
露天のお風呂は大きくて、なかなかゆったりとしています。
露天のスペースは広いのに、お風呂は小さいというスタイルの店舗がありますが、ここはお風呂も大きい。
お風呂が大きいと混んでいる時も縮こまって入らなくて良いので、ナイスですね。
更に、この奥の階段を数段上がると炭酸泉があります。
奥まった階段なので気づきにくいのですが、高濃度炭酸泉。
高濃度と言いつつ濃度の表示がありませんでしたが、一般的には1000ppmほどだとか。でも、そこまで泡立ちませんでした。
サウナもテレビが設置されていてイマイチ
それにしても、どうしてここだけ階段で上がる造りになっているのだろう、と不思議に思って目を配ると、下は塩釜蒸気風呂になっていました。
蒸気風呂は、ザ・地下室という感じでどうも苦手。
ミスト自体もそんなに効いていないし、壁面には大きいテレビがあって、プラスチックの椅子で、全体的に投げやり感があります。
先の炭酸泉と二階構造になっているのは面白かったのに、どうも今一つピンと来ませんでした。
個人的には最近、ミストはおまけになってきているので、次はお目当てのサウナに行ってみましょう。
ここのサウナは露天に配置されています。
好き嫌いは分かれるかもしれませんが、個人的には露天に配置してあるサウナは好きです。
サウナ⇔外気浴のムーブがこの上なくスムーズに出来るのでが嬉しいポイント。
ここはちゃんと間接室も設けられているので、出入りでそこまで温度は変わらないし。
何より、ガラス窓から見える風景が、内風呂より露天にあるサウナの方が風情を感じて好きです。
もちろん、ここにも残念なことにテレビが設置されていて、大晦日の番組がガンガン流れています。
テレビが無ければ、サウナに入りながら今年一年を静かに振り返る、なんてことが出来て、それだけでご馳走なのにな、と勿体なく感じつつ。
サウナが露天にあるということは、水風呂も露天にあります。
うわ~、この真冬に露天で水風呂!寒中水泳じゃん、と思いつつ中に入ってみると、17℃なのに温かい…。
人間の感覚ってアテにならないですね。気温が9度を下回っている状態だと、水風呂すら温かいです。
全体的に若人が多く、そこら中で駄弁っているのが目に入ります。
最近は、ここはそういう店舗なんだろう、と漸く割り切ることが出来るようになりましたが、お風呂は一人で入った方が味わえるのに、と思ったりしました。
今年の湯納めでした。
ランニング&スパで気分もリフレッシュ!
蘭々の湯の方でも行っていましたが、こちらでもランニング&スパプランが用意されていたので紹介します。
ランニング&スパとは、その名の通り、ランナー向けの入浴プラン。
まず、受付で入浴料金を支払い、脱衣ロッカーで着替えを済ませた後、脱衣ロッカーキーをフロントに預けて外出してランニングを楽しむことが出来ます。
ランニング終了後は、フロントで脱衣ロッカーキーを受け取って、流した汗を綺麗さっぱり洗い流すことが出来るプランです。
このプランなら荷物も邪魔にならないし、汗をかいた後にお風呂ですっきり出来るので、この辺りのランナーさんには嬉しいプランなのかも。
蘭々の湯とは違って、お盆・年末年始を除いた土日もこのプランを利用することが出来るのはメリットの一つかもしれません。
ランニングも楽しみたい!という方はこのプランを利用してみてはいかがでしょうか?
口コミ
他の利用者の方はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
→お風呂に色々なものが浮いているのは私の時だけではないみたいですね。お湯を早く循環させないなら従業員さんがもっと細やかに目を配るべき。
ただ、サウナの温度が低く水風呂の温度が高いのが残念。
しかも水風呂は水が濁っていて清潔感に欠けています。
それと洗面スペースが狭く髪を乾かすのに不便ですね。
あとは入浴マナーを知らない大学生くらいの集団客が結構いて本当に不快。
ストレス解消に行っているのにサウナ内や浴槽内で大きな声でベラベラ話されて脱衣所には体を拭かず濡れたまま平気で行くのを見ると逆にストレスがたまります。
店側の落ち度ではないですけどゆったり入りたい方にはお勧めが少し難しいかなという点で星2つ評価です。
→騒がしい客がいるのも私の時だけではないみたいですね。ゆっくり浸かりたい方には不向きな店。
まとめ
値段が安くて手頃なので、値段相応という意味では、空いているときは良いかもしれません。
ただ、脱衣場が超狭いのと、内湯が汚いのはかなり気がかりです。
後日談になりますが、今回訪問できなかった蘭々の湯の方が良かったので、この近くまで行く時は距離にして数百メートルの蘭々の湯の方に行くことをお勧めします。
極楽湯系列とは言え、近くに競合相手がいて、劣っていると厳しいかも、と思ってしまいました。
改善を期待します、星2。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 極楽湯 千葉稲毛
- レビュー評価
- ★★☆☆☆(2)
- アクセス
- 〒〒263-0051
千葉県千葉市稲毛区園生町380-1(オーツーパーク内)
- 電話番号
- 043-207-2641
- 営業時間
- 9:00~翌3:00
- 定休日
- 無し
- 平日大人料金
- 760円
- 休日大人料金
- 870円
- 料金メモ
- 【お店から】
- 日常生活の延長線上にある上質な場。それが、「極楽湯」です。
- 近隣店舗
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