電車組にとっては、南武線南多摩駅から徒歩5、6分の好立地。
されど、かなりな上り坂。看板が、見えてきて、到着かと思えば、幟がはためく上りをえっちらおっちら。
そして門にたどり着くと、Uターン状態で、また玄関口まで上り。若くて元気な人にとっては、たいしたことはない話だが、杖をついて、若い人に手を引かれて温泉に来ていた高齢者を続けてふたり見てしまって、なんで駅近の角に入り口を作らないんだろうと、ちょっと疑問を持ってしまいました。
方位とか、あるのかなぁ。
速報ですが、この季乃彩・丘の湯の母体のよみうりランドが京王電鉄の土地に温泉を開業!チェックよろしくです↓
クルマ組は、府中街道の新大丸交差点をちょっと曲がったところという感じなので、こちらも行きやすい場所と言っていいかもしれません。
遠くから来る人は、中央道稲城大橋下車かな? 今日はクルマにするか電車にするかちょっと迷ったのですが、駐車場が小さかった記憶があり、満車のリスクを避けて電車にしました。
正解! 駐車場はけっこう行列ができていました。
まだお正月休み中の職場も多いようで、家族連れの姿が多かったように思います。やはりお正月というのは、基本的に家族の日なのでしょう。
私は、むかしは年末年始はスキー場にハマっていたので、家族や友人と連れ立ってお正月温泉……って、なかなか新鮮な世界観でありました。
ふだんは、昼間は、比較的、年齢層が高く、夕方になると若い女性の二人連れや、小さな子どもを連れた家族などの姿が多くなります。
お風呂から上がった子どもにパジャマを着せている姿が見られたりして、近所の人が内風呂がわりに来ているのかなぁと思ったこともありました。
Contents
ほうじ茶色の岩風呂でゆったり
露天は、源泉掛け流しという小さめの岩風呂40℃くらいのところから、隣の中くらいの岩風呂へ流れ込み、こちらは38℃ぐらいになっている模様。といっても、混んでいるので普段より温めになっているような気がします。色は琥珀色といいますか、ほうじ茶色です。屋根がついている檜風呂はかなり小さめでもう少し温め。
今日は、バレーボル大の柑橘類が浮いていて、親子連れが集合という感じ。
5組も入ればいっぱいという大きさで、さらにガキどもはバシャバシャするので、私は遠慮させてもらいます。普段は柑橘系のものが入っているらしい袋が浮いていたりしますが、中身が何なのかわかりません。
檜風呂とはいますが、檜の香りが漂ってくるほど新しくはないので、普通の石風呂にちょっと木材が貼ってあります状態……のように見えます。
岩風呂の隣にある石釜風呂は、石の大きなお椀にひとりで入る感じ。
ひとり用というのは、気兼ねなく……という感じもありが、手足が伸ばせるほど大きくはないので、なんとなくお椀の中にすくい取られたような感じがして、私はあまり好きではないなぁ。
巨人に提供される澄まし汁の中身ですか、私?(笑) ただ、居眠りするときは溺れる心配がなくていいような気もします。これは好みの問題でしょうね。
奥の目立たないところにある寝ころび湯。
薄く張ったお湯に寝転んで、背中からゆっくり温まる感じになるのでしょうが、私はまだ試したことがありません。
素っ裸で仰向けになって寝ているオバサンたち、なんとなく「あられもない……」って感じがします。本人は気持ちがいいかもしれませんが、見たほうは、不気味?(笑) まあ、それもありますが、温泉では洗髪はしない私にとっては、仰向けに寝転ぶと髪が広範囲に濡れてしまうのがちょっと嫌かなと思うのでありました。
露天風呂は、地下1700メートルから湧き出した源泉かけ流しと謳われていますが、日本列島は、本当にどこを掘っても温泉があるようです。
地震や噴火が多いわけですよね。「全館ナノ水を使用」とあったのですが、これって「源泉掛け流し」と矛盾しないのだろうか? 湧き出したお湯に、高濃度水素をぶち込んであるってこと? このへん、よくわかりません。
ご存知の方がいらっしゃれば、教えて!
内湯の「温泉主浴」はやや熱め
一番大きな浴槽は、内湯の「温泉主浴」と書かれた四角いお風呂。
これも薄いほうじ茶色で、源泉掛け流しではないけれど、温泉循環式のようです。露天に比べればやや熱め。
とは言っても40℃をちょっと超えたあたりなので、本当に熱い湯が好きな人には温いという感じでしょう。ゆったり、のんびり、長く入っていたい向きには、40℃を超えたら、ちょっと熱めかなと感じられると思います。
広い湯舟なので、混んでいる日でも、ちゃんと広めのパーソナルスペースを守って浸かっていられます。
主浴以外のいわゆるタネものといいますか(笑)、いろいろバスは、スペースが小さくて、数も少ないので、混んでいるときは順番待ち風になってしまいます。
大きな浴槽に浸かりながら、横目で寝湯やジェットバスが空くのを待っている感じ。
空いたと思って立ち上がると、そのとき通りかかった人がすっと入ってしまったりして、お風呂に入るにも運が必要か?と思わされたりします。
寝湯は3席しかありません。
入ろうと思って、2回ほど順番待ちに失敗し、3度目の正直でやっと入ることに成功! 背中がちょうどよい傾斜でゆったり横にはなったものの、足が浮き上がってしまって、なんだかジタバタ。足元の段々に足をかけようとすると、近すぎるのですよねぇ。
私がとくに背が高いわけではないので、これは昔の日本人サイズか?と思います。
足をまげて入ると、膝小僧が寒いではないか!(笑)
炭酸風呂は、狭くて、7、8人も入ればいっぱい。
パーソナルスペースは守れないという感じです。
しかも、炭酸というからには、アワアワを期待していましたが、ほとんど泡はなく、なんとなく肩すかし。狭いところに、じーと動かない人が多く、ここに入るのは、待ちもちょっと大変かもしれません。
遠慮深い私としては、いっぱいになったら、待っている人のために出なきゃ!という気分にもなり、落ち着かないこと甚だしいです。
まあ、美肌を求めているわけではないし、炭酸風呂は混んでいるときはパスしましょう。
爽楽の湯と名づけられているのは、ジェットバス。
座湯は椅子状になっていて、腰や背中にジェット直撃。全部あわせても4席しかなく、これは様子うかがいの、順番待ちの、運次第の、という感じになります。
平日の昼間や、夜の遅い時間など、空いているときならば、まったく問題にならないのでしょうが、混んでいるときにぶつかると、少なすぎない?という気にもなります。
けっこう強めのジェット水流で、マッサージ効果はありそうです。温度は低めですが、ジェットバスは低めくらいでちょうどいい刺激になります。
このほかにサウナが2種類と付随した水風呂があります。
私は、サウナは髪が燃える気がして苦手なので、これは試しませんでした。
リラックススペースはゆとりがある
温泉以外のスペースは、広くて、施設も充実しているが、ちょっと古びた感じもします。けっこう歴史のある温泉なんですかね? 新しくはないとしても、床などはぴかぴかに磨きこまれていて、清潔感はあります。
休み処などのリラックススペースは、畳、リクライニングチェアのスペースがならんでいて、好きなスタイルを選んで、かなりゆったりすごせそうです。
温泉に出たり入ったりしながら、昼寝している人もいるようですね。
入館に時間制限があるわけではないので、日がな一日温泉と昼寝三昧というのも贅沢な休日かもしれません。
リクライニングスペースの向かいには、お団子屋さんやいろいろなお菓子がならんでいる売店があります。これは常設ではなく、今日はお団子屋さんでしたが、そのときどきにいろいろな売店が出るようです。
食事処とは別に、リラックスルームで小腹を満たせるという感じでしょうか。必ず通らなければならない廊下の一角で、並べられているお団子もおいしいそう。
けっこう売れ行きもよさそうです。
アカスリやボディケア、ヘアカットなどもしてくれるらしい美容室などもあり、お肌磨きに精を出したい人にはいろいろ選べていいかもしれませんね。
節約したいけどマッサージも好きという向きにはコイン式のマッサージチェアなども数が多く、足だけ揉むマシンなどもありました。
食事処は大混雑、近くに店がないからね
今日の食事処は大変。
席の空くのを待つ行列があり、席が確保できたら、次は食事を注文するのにまた行列です。家族連れが多いので、食事にも時間がかかる感じで、席もなかなか空かない様子。
なにも並んでまで食べるほどのお味でも……とは思うのでありますが、このあたり、外に出て行ってもあまり食べ物屋さんがないのですよね。
ちゃんと食事らしいものを食べようと思うと、やっぱり並んでもということにならざる得ないのでしょう。
私は本日はパスさせていただきましょう。
以前に来たときに食べたのは長芋そば(870円)でした。
とろろ的なものを想像していたら、山芋の揚げ物がついてきてちょっとカクンとなった記憶があります。そばはちょっと粉っぽい感じで、好みからいいますと、失敗!と思いました。定食やラーメン、カレーなどもメニューにありますが、食べ物の味はあまり期待しないほうがよさそうだと思わせる山芋そばでありました。
ソフトクリームやスイーツは充実しています。コーヒー牛乳は、自販で120円。
口コミ
他の利用者の方はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
なんと言ってもお風呂に入らない人も施設内に入れる。
ここ最近一番のお気に入り温浴施設です。
お風呂は源泉掛け流し、源泉循環、地下水を沸かしたものなど数種類あります。温泉のお湯は茶色くてお肌がスベスベになります。
首都圏でたまに出会う、濃い黒茶色の温泉。
湯温は40℃位で、浸かると重曹のヌルヌルする肌さわりが少しあり、焙煎された日本茶のような芳醇な香り。
一日過ごせるタイプの施設で、とてもいい温泉があり、施設内も充実してキレイだし、都心から離れているとはいえ、休日でも入館料は950円ですので、良心的かなと思います。
首都圏外でも時間制限ありで、高い施設ありますからね…
パンフレット
さらに念入りに見たい方には、お店のパンフレット↓
まとめ
食べ物の味はともかく、相対的に従業員の対応は丁寧で、感じのいい施設だと思います。受付の方も、初めての利用客にはきちんと説明をしてくれます。
って、こういうのは「人による」という面もないわけではないので、断言はできませんが、印象としては接客は◎ですね。
入館料平日800円、休日950円。お正月ウィークは、休日量でした。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 稲城温泉季乃彩
- レビュー評価
- ★★★★☆(4)
- アクセス
- 〒206-0803
東京都稲城市向陽台6-13
- 電話番号
- 042-370-2614
- 営業時間
- 9:00~25:00(土・日・祝日7:00~)
- 定休日
- 3・6・9・12月の第3火曜日(予定)
- 平日大人料金
- 800円
- 休日大人料金
- 950円
- 料金メモ
- 【お店から】
- 岩に囲まれた源泉かけ流し露天風呂です。 空や緑を眺めることができる眺めの良い贅沢なお風呂で当店自慢の源泉かけ流しをご堪能ください。 四季を感じながら、ゆっくりとおくつろぎください。
- 訪問履歴
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1回目 2019/01/05
【現地レポ】稲城天然温泉季乃彩 ときのいろどり|接客丁寧で感じヨシ。女湯の露天景色は抜群。男湯はやぶの中。込み具合聞いてから行かれたし。お風呂は順番待ちになるときも。
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