温泉の色は茶色? 紅茶色とも言えるかなぁ。ホームページで見てみたら、琥珀色と書いてありました(笑) 泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉。強塩というだけあってしょっぱい湯、都内の中では珍しい泉質の温泉なのではないか。まぁそれ以外は特筆することもない温泉。ジム、プール、温泉の複合施設で、フィットネスがメインな感じ。温泉目当てでわざわざ遠出してくるほどの温泉ではないんじゃないかな。また来たいとも、人におススメしたいとも思いませんでした。平日の800円はまだしも、土日料金の1200円は高いかも。
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これがオアシス?スーパー裏の温泉
京王井の頭線高井戸駅から徒歩2分。大きいマンションの一階はスーパーマーケットオオゼキ、その間にひょっこり看板が見えます。温泉のサイトでは都会のオアシスと書いていたから、大きな温泉施設を想像していたのでちょっとびっくり。通路を抜けるとマンションの裏に温泉の入り口がありました。シューズロッカーはまぁまぁ広め。ジムやプールの人も使うからかな?シューズロッカーは100円返還式です。
券売機は上に大きく入場料のボタン。その下は温泉用具やら水泳用具やら。ここで使いたいものが買えるみたい。少し無愛想な受付でチケットを渡すと、シューズキーとロッカーカードを交換してもらいました。温泉が目的なので別に大歓迎してくれなくてもいいけど、受付が愛想ないのはなんだかなぁ。
なんで入り口にマッサージ機?
受付横にある男湯ののれんをくぐり抜けると、目の前にマッサージチェアーが2台、L字の曲がり角に置いてあります。こんな人が大勢うろうろ通る場所でマッサージチェアを使う人はいないでしょ。落ち着かないと思う。廊下が狭く見えるし、リラックスルームに置いたほうがいいんじゃなかろうか。その横には血圧機と自販機。コーヒー牛乳は120円で、ちょっと珍しいフルーツパインというのもありました。
脱衣所はプールの更衣室も兼ねてるから広め。ロッカーの大きさも選べるし、床も濡れていません。ロッカーを開けて鍵の裏にカードをさすと使用できるみたい。受付で詳しい説明をしてくれなかったので、試行錯誤してやっと理解できました。高齢者の方などにきなり使えと言っても、システムを理解してもらうのは難しいかも。ここできっちり説明しないのは、不親切だよなぁ。
体重計には衛生面のためにタオルが敷いてありました。ただ、そのタオルに茶色いシミが。綺麗なのか汚いのかわからない……。洗面台はドライヤー、全身化粧水に髪用化粧水、綿棒とアメニティは一通り揃っています。温泉入口横にプールの入口を発見。プールがメインで、プールを利用したあとに天然温泉というのはいいね。
自然も楽しめる琥珀色の天然温泉
中に入ると、内風呂から外風呂の景色がよく見える。第一印象は自然が綺麗! たいていの温泉はホームページの写真よりもがっかりすることが多いけど、思っていたより綺麗に手入れされた木々に温泉が囲まれていました。春は桜、秋は紅葉も見られるみたい。冬に雪でも降ったらとても綺麗だろうなぁ。東京で積もるほどの雪景色がみられることは、めったにないとは思うけど。
大浴槽の天然温泉は40℃くらいで、ぬるめ好きには少し熱く感じられました。温泉の成分か、浴槽の底が少し滑りやすく、縁は黄色い湯花が付いています。外には自然に囲まれた天然温泉があるから、内風呂の天然温泉はあまり人気がなさそう。開放感が違う。
都内屈指のジェットバスなんだって
内風呂はほかに高温サウナ、水風呂、アトラクション風呂があって割とシンプルな作り。自然は綺麗だけど、内装は少し年季を感じました。平日だったので、利用していたのはほとんど高齢者の方々。近くのリピーターさんって感じでした。銭湯に一番乗りのご隠居さんたちみたいな感じで、ちょっと昔っぽい(笑) 昼前だったのでジムやプール帰りの人はいなかったから、そんな感じがしたのかも。時間帯を変えたら客層はガラリと変わりそう。
体を洗うところはシャンプーリンスボディーソープ一式揃っています。高温サウナは広めで2〜30人は入るくらいの大きさ。水風呂は20度くらいで中に入ると思ったよりも深かった。ジェットバス系の温泉は普通のお湯で、4種類くらいありアトラクション風呂と名づけられています。リラックスバス、ドリーミーバス、エステバスとあるから、エステ風呂と呼んだほうがいいと思うけど。全体的にお湯の勢いは強め、というよりかなり強い! 寝風呂みたいなボディーバスというのは3分も寝ていられませんでした。
もしかして、アトラクションと名付けられてるのは勢いが強いから? 浴槽内の階段は目視できるように縁に線があって、親切な設計。手すりも多めについていて、おじいちゃん達も安心です(笑)
緑に囲まれた優美な露天風呂
露天風呂も、もちろん天然温泉。上の湯があって、その湯が小さい小川みたいに流れて下の湯に到着。この水路は石の間をお湯が流れていて、本当に小川みたい。なかなか風情があります。下の湯は上の湯二倍くらいの大きさ。下の湯には屋根が半分ついていて、この屋根も岩風呂と周りの自然とマッチしていていい感じ。
両方入ったけど、温度の差はそんなに感じませんでした。内湯と比べると外湯の方がややぬるい。外だからさめちゃうし、しょうがないのかな。その小川を渡ると、縄文釜風呂。縄文って縄文時代の縄文? なぜ縄文? 入口が1メートルくらいだから、昔の家みたいなイメージなのかもしれないけど、縄文時代まで遡るかなぁ、これ(笑) 中は低温サウナで50℃くらい。椅子は竹で作られていて、普通の木の椅子よりも清潔感があると思う。
他にもう一つ、外湯には週ごとに入れ替わる温泉があるみたい。今日は炭酸温泉でした。根拠はないけど、他の温泉施設の高濃度炭酸水に比べると、体につく泡が硬い気が……。根拠はないけどね。もう一つは絹の湯といって、マイクロバブルの白い温泉みたい。
オマケのようなお食事処。
温泉を出て受付横の階段を降りるとお食事処、ジム、ほぐし処、リラクゼーションスペースがあります。階段は少し急で、エレベーターは見当たりませんでした。足腰の悪い方は大変そう。階段を降りると、左手にジム、正面と右側に食事処。
セルフサービスで、食券を買って受付に渡すみたい。最近そばにはまっているから山菜そば500円を購入。あれ? 受付に誰もいない。もしかしたら、呼び出しボタンがあるかも。ボタンを探していると奥からおばさんたちの喋り声が、「すみませーん」と呼びかけるとパートっぽいおばちゃんが急いで出てきました。時間帯にもよるかもしれないけど、利用する人が少なそうだから、おばちゃんも油断してたのかも。過疎化した田舎の健康ランドって感じですね。
コスパ的には山菜そばは☆3
メニューはご飯物、麺類、パスタやピザ、ハンバーガー、甘味、おつまみ、アルコール類と幅広い。なんでもあって、値段も手頃で、1000円を超えるメニューはなさそう。ここのお食事処のウリは無農薬野菜を使用しているということみたい。味に違いがあるのか、ないのか。安全だと言いたいのだろうとは、思う。気にする人は気にするかもしれないけど、気にしない人は気にしない(笑)
山菜そばは、値段の割に山菜がたっぷり。味は、特別美味しくもないけど、山菜の味がしっかりしていて、ボリュームもありました。値段の割には美味しいと言ってもいいのではないかって感じ。
椅子があるだけのリラックスルーム
今まで見たリラクゼーションスペースの中で1番狭い。ダントツで狭い。リラクゼーションルームの中に喫煙スペースもあって、副流煙を気にする人は嫌がりそう。しかも少し硬めのソファがぽつぽつ8〜10台あるだけ。せめて毛布でもあると嬉しいんだけど。一眠りしてもう一回温泉に入るつもりだったけど、寝る気もなくなって帰りました。
口コミ
他の利用者の方はどのような感想を抱かれているのか、調べてみました。
ただし施設全体としては狭く、休憩スペースはほとんどなく、喫煙スペースはありません。
トイレの数も足りてないと思います。
あと、飲食スペースが狭いので、ゆっくりはしづらいかなと思う。
まとめ
温泉としては、これといっておススメポイントがない感じ。ジムやプールなどのフィットネスがメインで、温泉はついで?という感じがしなくもない。リラックスルームは狭くて、まったくリラックスできないし、わざわざ遠いところから出かけてくるほどではないよ。
☆1でもいいんじゃないかと思ったけど、天然温泉の自然が綺麗で目の保養になったので、とりあえず☆2ということにしておこう。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 高井戸天然温泉 美しの湯
- レビュー評価
- ★★☆☆☆(2)
- アクセス
- 〒168-0071
東京都杉並区高井戸西2-3-45
- ホームページ
- http://utsukushi-yu.com/
- 電話番号
- 03-3334-0008
- 営業時間
- 9:30〜24:00
- 定休日
- 不定休
- 平日大人料金
- 900円
- 休日大人料金
- 1,200円
- 料金メモ
- 22:30以降 平日大人700 / 土日大人900
- 【お店から】
- 美しの湯の天然温泉は、地下1,600mより湧出する琥珀色の源泉です。東京の杉並区にあるとは思えない、静かで優雅な空閑を是非ご堪能ください。
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