店舗数日本一を誇る、スーパー銭湯チェーン極楽湯。
その名に「温泉」がつく店舗が殆どないのはご存知でしたか?
(2020年9月現在、京王高尾山温泉と羽生温泉のみ)
そんなレア店舗の一つ、埼玉県北部にある
極楽湯 羽生温泉
に行ってきました!
元々は「湯ったり苑」という施設で、2019年に株式会社タカチホより事業譲渡を受けたそう。温泉の実力は如何に!
お忙しい方向けに、施設のポイントをサクッと解説!
料金
大人(中学生以上) 平日730円 休日890円
子供(3歳から小学校6年生) 平日730円 休日890円
※2歳以下のお子様は無料
21時以降の入館は平日大人580円 休日大人680円に!
タオルは別料金(タオルセット250円)
食事
600円~1,000円くらい(メニュー等はこちら)
Contents
アクセス
埼玉県、羽生市にやってきました。
羽生(はぶ)じゃなくて羽生(はにゅう)です。埼玉県民以外はピンとこないかも。
まあ、ぶっちゃけて言うとほぼ群馬ですね。2駅隣は群馬県ですし。
電車でのアクセスは、
東武伊勢崎線「南羽生駅」より徒歩で約15分。
南羽生駅までは、大宮駅から45分、東京駅からは1時間20分程度と案外悪くない。
駅前は意外と栄えているのかも…と思っている間に到着。
はい、大都会ですね。
駅前にはコンビニ一つもありゃしねえ。
幸い、駅からの道のりは広い歩道に傾斜の無い、閑静な住宅街。
体感ではそれほど長くかからない。
同じ徒歩15分でも、道が複雑だったり、歩道のない道だとめっちゃ長く感じますよね。
もうすぐ到着、という所で道がこうなった。
草むらをかき分けて向かう。ここ、歩いて良いのか。
RPGならば敵とエンカウントする道。
そんなこんなで、極楽湯に到着。
施設の外観はこんな感じ。
お庭には草木が生え放題。
意図しての配置なのかもしれないが、あまり綺麗には見えなかった。
食事処からは外が見渡せるのに、見える景色がこれじゃ…
結構大きく敷地を取っているので、湯ったり苑の頃は何かあったのかな。
HP等でも、エントランス側の写真はあるのに、こっち側には触れてないんですよね。
触れちゃいけなかったのか。
気にしても仕方ないので、入口へ向かう。
うん、こちら側は綺麗。
早速、極楽湯お得意のコラボでアピールしております。
今回訪問時は大人気、「鬼滅の刃」とのコラボ。
「鬼滅の刃」コラボ
2020年7月8日~9月30日まで開催。
タオルやキーホルダーなど、コラボでお馴染みのグッズの販売、
食事ではコラボメニューやドリンクも。
さらには、マナー喚起パネルの設置や館内放送まで、
かなり力の入ったコラボとなっていた。
株式会社 極楽湯は
日本国内に、45店舗(2020年9月現在)を経営している。
2014年、神奈川県鶴見にオープンした新業態の「RAKU SPA」は
お風呂以外にもアミューズメント要素を多く取り入れ、
若者を中心に、スーパー銭湯好き以外からも人気の施設となった。
2020年には、「RAKU SPA」でのノウハウを活かし、
ネットカフェのような業態として、
「RAKU CAFÉ 門前仲町」をオープン。
世間でリモートワーク化が進む中、コワーキングスペース需要の高まりに目を付けるなど、日々進化を続けている。
料金は普通。休日割増がキビシー。
下足ロッカーは100円返却式が450個ほど。新しい施設でもないし仕方ないか。
券売機で入浴券を購入しようとすると、受付の方がやってきて
「26歳以下の方ですか?」
と尋ねられる。
どうやら極楽湯グループでは、26歳以下の入館料が500円になる
「U26割キャンペーン」
を開催していたようだ。
鬼滅コラボといい、若い層を呼び込む為のキャンペーンに積極的なのだろう。
コロナ渦で、銭湯離れしていたお客さんを呼び戻せただろうか。
残念ながらわたくし、キャンペーン価格で入館するには年齢オーバー、
通常の入館料を支払い、館内へ。
こういったキャンペーンの対象から漏れると、
加齢を実感するものですね!(泣)
ちなみに入館料は
大人 平日730円、休日890円
休日ガッツリ値段上がるな…混雑対策だろうか。
ちなみに夜21時以降は
大人平日580円、休日680円
とかなりお得に利用できる。
また、
タオルセット(フェイスタオル・バスタオル)は250円
館内着が320円
とほどほどのお値段。
因みに、見た限り館内着人(かんないぎんちゅ)はいませんでした。
館内は大きな廊下の1本道、シンプルな構造。
入って右手が食事処、左手奥が浴場になっている。
浴場への道中には休憩スペースが。
広くはないが、ここに漫画や雑誌が置いてあり、湯上りの待ち合わせなどに利用できる。
コラボ中である、「鬼滅の刃」もしっかり置いてあった。
浴場入口前には畳の休憩スペース。
奥行広めで収容人数は多いが、コロナ対策で12名までの利用制限がされていた。
館内はシンプルなので後はマッサージと食事処くらい。
早速お風呂に向かうぞ!
脱衣ロッカーも当然、100円返却式。
ロッカーは大型なものが比較的多く、縦長タイプは18個設置。
ドライヤーの台数は3台と少なめ。しかも、やや風量が弱い。
混雑していないにもかかわらず、利用を待つ場面も。
また、館内の従業員が女性ばかりなのが気になった。
受付、食事処はもちろん、お風呂や脱衣所の清掃・水質管理など、
どの場面でも女性従業員が担当していたので、気になる人は注意。
「熱の湯+美人の湯」!? この泉質は中々お目にかかれないかも
お風呂の配置・構成はこんな感じ。
浴室に入り、真っすぐ進むと浴槽、右手が洗い場となっている。
洗い場の数は40席程度。
注意してほしいのが、床がめっちゃ滑る。
水捌けを良くする為か、床に傾斜があり、2・3回ツルっとした。
シャワー設備は微妙。まず、シャワーを出して水→お湯になるのでかなり時間がかかる。
複数のシャワーで試したが、いずれも30秒はかかった。
また、シャワーヘッドが小さく、水圧も強くないのも残念。
アメニティは、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ全てノンシリコン。
身体を洗ったらお風呂へ!
内湯は、入口向かって左手から、
常泉湯、源泉湯、楽泉湯、泡活湯
という構成。
まずは、せっかくの温泉なので
源泉から楽しみましょうね。源泉湯から入湯!
あっっっっっつい!!!!!
湯温計を見ると43.5℃くらい。そりゃ熱いわな。
泉質は、塩化物・炭酸水素の高温泉。
結構珍しい泉質で、関東の温泉施設に多い、
「熱の湯」こと塩化物泉と、「美人の湯」ことアルカリ泉
その両方の特徴を持つ。
つまり「熱美人の湯」ですね。なにそれ。
源泉名:江間忠神戸温泉
塩化物・炭酸水素温泉(弱アルカリ性 低張性高温泉)
食塩成分と重曹成分の両方の性質を持つため、よく温まり、お肌がすべすべになる。
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・慢性消化器病・冷え性・疲労回復・健康増進 ・きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病 など
コーンフレークの栄養素みたいな効能の充実ぶり。
入ってみて泉質の良さは分かるのだが、いかんせんこの温度。
最近はぬる湯メインのスーパー銭湯が多い中、熱い湯が好きな人はきっとハマる。
とはいえ、筆者はあまり熱いお風呂が得意ではないので、早々にお隣の常泉湯に移動。
ということで、一番大きな浴槽の常泉湯。
こちらは加水・加温あり。湯温が40℃程度で丁度良い。
こちらでも、湯上りには肌のツルツルを十分感じられる。
余談だが、源泉湯と面する部分から、源泉が流れ込んでくる。
そこに腰掛けていれば、高すぎない温度でより源泉に近いお風呂を楽しめる。
熱いお湯が苦手な方はぜひ。
お次は楽泉湯
ん?泡が無いぞ!
故障なのか、写真のような気泡が発生しておらず、ただの白湯だった。
過去のブログや口コミを見ると、しばらくの間この状態が続いているらしい。
湯温は38℃程、冬場露天が寒い時のクールダウンはこちらが良いのだろうか。
内湯最後は泡活湯
いわゆるジェットバス。
少々水流が弱いように感じた。水流が当たるのは腰のみ。
とりあえず設置した、という感じが拭えない。
さあ身体も温まってきたので、サウナへ!
浴室中央、露天の入口前に給水器があるので、サウナ前後の水分補給はバッチリ。
まずは高温サウナの熱汗房から。
室内は4段で、横に長いタイプ。
室温計が2つ設置されていて、上段90℃・下段80℃を指していた。
筆者は無意識に上の方に座りがちだが、結構温度違うものなんですね。
温度・湿度共に普通で、しっかり汗をかける。
気になったのが、サウナマットが1度も交換されることが無かった。
個人用のマットもなく、大きめのマットがざっと引いてあるだけなので、
ソーシャルディスタンス確保の観点からも、是非改善してほしい。
サウナ8分の後は、冷水風呂へ。
この日の水温は16℃程度と低め。
深めの浴槽で、中腰で肩まで浸かれる。
露天には
蒸気房というスチームサウナ(蒸し風呂)がある。
ヨモギやハーブの香り等は無いものの、スチーム量は潤沢。
室温は低めではあるが、足元・背中にお湯が流れている為、
ゆっくり全身を温められる。
この手のサウナに腰湯もついているのは初めてかも。
サウナを楽しんだら、外気浴から露天へ。
休憩スペースはそこそこあるが、露天に桶が無い為
使用前に椅子を流すことが出来ない。出来れば設置希望です。
露天のお風呂は
源泉湯、岩風呂、寝湯、桧風呂、湯畑、壺湯、寝ころび湯
という構成。
メインとなる源泉湯・岩風呂・寝湯は
内湯と同じく天然温泉。
源泉湯は例によって湯温が43℃と高いが、露天の景色が見渡せる。
岩風呂は内湯の常泉湯と同じく、加水・加温あり。
こちらは源泉湯からの流れ込みがある為か、入る位置によって湯温がかなり異なる。
岩風呂の脇には、寝湯もあり、リラックスした姿勢で温泉を楽しめる。
こちらも湯温は40℃程。
ここで気になったのが館内放送。
ヒーリングミュージックみたいなのが、割と大きめの音量で流れているので
微妙に落ち着かない。館内マナーの注意喚起の音量もそのまま大きい。
できればお風呂でない場所にスピーカーを設置してほしかった。
次は桧風呂
桧かー、趣あるなあとか思っていたらこれ。
これを桧風呂とする所に疑問を感じる。
普通の浴槽の四隅に桧板をつけただけ。この程度なら桧無くても良かったのでは・・・
お湯も、塩素臭のする白湯で桧の香りは全くしなかった。
せめてここも温泉ならば…
この白湯も温度38℃程度と低いので、クールダウンでの利用が主となるだろう。
この流れで隣の壺湯へ。
白湯の中では湯温が高めで、39℃ほど。
地味だけど、公衆浴場でパーソナルスペースを確保できる数少ないお風呂。
個人的には結構好きです。
楕円系と円形の2パターンあり。
最後に、HPを見て気になっていた湯畑。
いや、木枠付けただけで湯畑は無理があるって!
最初プールかと思った。床もタイルだし。
桧風呂と同じく湯温低めの白湯。
湯気も出ないので、これが一層湯畑感を無くしていると思う。
露天一番奥、階段を降りなければならないので、常に空いている印象だった。
夜はまた違う表情が見えるのだろうか。
食事処は1,000円以下メニュー多くリーズナブル。
お食事処「藤花亭」。鬼滅の刃と相性バッチリですね。
(作中では、鬼が藤の花を嫌うという設定で登場。)
因みにコラボドリンクは売り切れでした。
食事スペースは大きく、雰囲気もモダンで良い感じ。
席はカウンター・テーブル・座敷と幅広い。
券売機で食券を購入し、注文口で手渡すと番号札を呼ばれる。
番号はマイクで呼ばれるのだが、時々音がこもって聞き取りにくくなっていた。
そのせいか、出来上がっている料理がカウンターにしばらく残っていることもあった。
お互いの為にも、呼び出しベルタイプの方が良いんじゃないだろうか。
カウンター。オーデリックのランプがおしゃれ。
メニューはおつまみ、丼、定食と幅広く無難な印象。
価格は1,000円を超えるメニューは無く、スーパー銭湯としてはリーズナブルな印象。
平日は曜日ごとに、ご飯大盛りやドリンクサイズアップなどのイベントを催している。
今回はとり天親子丼(750円)を注文。
とり天は、お肉もパサつかずにサクッと揚がっている。
かつ、卵も半熟でトロトロ、中々美味しかった。
ただ、量に関して若干の底上げを感じた。
セ〇ンイレ〇ンの弁当か?
口コミ
関東圏、梅雨の入り コロナのうさ晴らし
💮新キャッチフレーズ ~ 「“熱い ぞ!“」~それがいい~100%源泉かけ流し初夏を迎える意気込みコロナ対策に立ち向かう意気込み…強い願いだ💮「熱いぞ!」これが本物の天然温泉の醍醐味だ!💮夏は「熱いぞ」
それがいい~
→惹かれる文章、素晴らしい感性。句点が無くても最後まで読んでしまう。
拙も精進致します。
スチームサウナはHPの写真が無いので、行ってからのお楽しみですね。
室内奥が見えないくらいのスチームでワクワクします。
浴室入口のポスターには「熱いぞ!」のポスターありました。
源泉は今時のスーパー銭湯では珍しいくらいの熱さ、
他店との差別化が出来ていて良いと思いました!
いかにも、純和風をモチーフにしています。
個人的には、露天風呂をオススメしたいです。
岩風呂、寝湯、檜風呂、壺湯など種類があります。
お湯は源泉湯の、かけ流しになります。
収容人数のわりに、室内浴場が小さく感じたのは、気のせいでしょうか?
サウナ、アメニティ等そろっています。
食事処やリラクゼーションなどもあり、色々楽しめますが、それなりの人混みは、承知をしてください。
→訪問時は空いていたので不満は感じませんでしたが、
・ドライヤーは3つのみ
・洗い場に仕切りが無い
・内湯 常泉湯以外の小ささ
・サウナマットが大きいタイプ、個人用なし
など、確かに混雑時は厳しい面もあると思います。
お得情報・クーポンまとめ
- LINE 友達登録で初回特典として入館クーポンあり。
平日:730→670円 土日祝:890→770円
※期間限定で、タオルや入浴剤のプレゼントもあり!
https://page.line.me/xat.0000129661.tr1
まとめ
通い湯としては、この手の施設に必要なものは一通り揃っている印象。
朝・夜の値引きも近隣の方には嬉しいところ。
お風呂は、源泉の熱さと泉質の良さ・珍しさが目玉。
温泉以外のお風呂は白湯だが、塩素臭が目立った。
桧湯や湯畑などのコンセプトも今一つパッとしない印象。
コラボ期間以外も、変わり湯等を催しても良いのかも。
極楽湯グループでのコラボやキャンペーンを活かして、
少しでも商圏を広げ、来店客をリピーターに出来るよう頑張ってほしい。
店舗情報・アクセス・料金・営業日・営業時間
- 店舗名
- 極楽湯 羽生温泉
- レビュー評価
- ★★★☆☆(3)
- アクセス
- 〒〒348-0024
埼玉県羽生市神戸843−1
- 電話番号
- 048-563-3726
- 営業時間
- 平日10:00〜23:00 土日祝8:00〜23:00
- 定休日
- 年中無休
- 平日大人料金
- 730円
- 休日大人料金
- 890円
- 料金メモ
- 21時以降 平日580 休日680円
- 【お店から】
- 店舗数日本一のお風呂屋・極楽湯
- 近隣店舗
- この店舗から5Km圏内 (地図で見る)
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