酸性泉(酸性低張性高温泉)はコロナに効くのか。
酸性が強い泉質はコロナの不活化に効果があるのか?整理調査してみました!
豊富な湯量を誇る標高約1,200mに位置する草津温泉温泉ランキング3位(楽天トラベル)の巻き返しなるのか。
草津温泉の発表
湯畑源泉 に「新型コロナウィルス」を
不活化 させる効果があるとの研究結果が公表。
どんな温泉成分が 不活化 効果をもたらすのかを含め、今後も研究を続けていく。
研究結果を受けて 湯畑周辺 に「手洗い湯」を3ヶ所設置すると発表
(アルコール消毒の変わりに使用し観光へ意気込む姿勢)
研究機関(群馬大発のベンチャー企業グッドアイ)の発表(確認したは研究を進めたい姿勢)
湯畑源泉のお湯が新型コロナの感染能力を90%以上低減することが確認されたという。
群馬大大学院理工学府の板橋英之教授は「どんな成分が不活性化効果をもたらすのかを含め、今後さらに研究を進めていく。数値などのデータを精査し、あらためて公表したい」
コロナウィルス不活性化の理由
草津の泉質は場所(源泉)によっては硫黄泉なども見受けられる。
pHは2.1と酸性度が非常に高い。この強酸性が雑菌などの殺菌効果がある。
強酸性次亜塩素酸水と同等であることが解る
・有効塩素 20~60mg/kg を含む。pH2.7 以下。
・塩化ナトリウムを電解し陽極側から得られる水溶液。
次亜塩素酸はコロナに効く!
新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告(2020年6月26日)
今まで公表済みの結果に加え、新たに2種の界面活性剤、及び一定の濃度以上の次亜塩素酸水が、新型コロナウイルスの消毒に対して有効であることが確認された。
湯めぐりでもコラムを掲載しているので見てほしい。
【コロナウィルス対策】次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いは?次亜塩素酸水はコロナに有効!人体や噴霧は非推奨!温浴施設・温泉の浴槽水の消毒は菌との戦い!次亜塩素酸ナトリウムは消毒ヒーロー。
意気込む姿勢と研究段階のギャップ:重要なのは可能性段階の話:医学的根拠がほしい
草津温泉の湯畑源泉 新型コロナ不活化に効果あり 90%以上の低減確認 町が「手洗い湯」整備へ
草津温泉の湯畑源泉 新型コロナ不活化に効果あり 90%以上の低減確認 町が「手洗い湯」整備へ上毛新聞
群馬県草津町は27日、草津温泉の湯畑源泉のお湯が、新型コロナウイルスの感染力をなくす「不活化」に効果があるとの研究結果が得られたと明らかにした。町が群馬大発のベンチャー企業グッドアイ(桐生市)に調査を依頼し、新型コロナの感染能力を90%以上低減することが確認されたという。調査結果を踏まえて町は、観光客が集まる場所に温泉水で手指を洗える「手洗い湯」を整備する方針。黒岩信忠町長は「温泉の効果はすごいとあらためて思った。コロナ禍で誘客が難しい中、非常に明るい話題だ」と話している。
強酸性が影響か 湯畑以外の源泉も検証へ
研究では、宿主となる細胞内で活動すると光るように遺伝子を改変したコロナウイルスを使用。光の強さを測定することで、感染力のあるウイルスの量を短時間で正確に判定できるようにした。遺伝子を改変したウイルスを水道水、草津の温泉水(湯畑源泉)、硫酸酸性水に10秒、30秒、60秒と時間を分けて入れた後、それぞれの液体を薄めて細胞を培養し、発光量を比べた。水道水ではほとんど不活化しなかったのに対し、温泉水はいずれの時間でも90%以上が不活化したことが確認されたという。硫酸酸性水では70~80%程度が不活化していた。
同社の会長で研究に当たった群馬大大学院理工学府の板橋英之教授は「どんな成分が不活性化効果をもたらすのかを含め、今後さらに研究を進めていく。数値などのデータを精査し、あらためて公表したい」としている。(引用ここまで)
■湯めぐり視点:意気込む姿勢と研究段階のギャップ
草津温泉ポータルサイトでは…コロナ不活性化の研究結果を受けて 湯畑周辺 に「手洗い湯」を3ヶ所設置すると発表し観光への取り込みの意気込みが感じられる。
根拠の弱さ…酸性が強い泉質なので活性化に効果があるのも納得できるが、源泉のどの成分が効果があるのかデータを精査したいとしている。医学的根拠の決め手がない。
温泉で手を洗うと対策に!が成立すれば。
自身の感染対策にはなるが、観光地のコロナの感染抑制になるのか?
密の対策が重要だ。
そもそも従来設置してあるアルコールよりは弱い泉質だろう。
集客目的のニュースになっていないか疑問だ。
草津温泉側の意気込みが殺菌力アピールして集客にならないことを祈る。
温泉で手を洗うとコロナ対策!
明るいニュースではあるが、医学的な予防策なのか。
他の温泉にも詳細な研究結果を公示して夢を与えてほしい。